キーワード&データ
| キーワード | 浄化・消化促進・女性ホルモン・デトックス・強壮 |
|---|---|
| 学名 | Foeniculum vulgare |
| 科名 | セリ科 |
| 抽出部位 | 種子 |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| ノート | ミドル〜トップ |
| 香りの系統 | ハーブ系 |
| 香調 | スパイシーノート |
| 主な成分 | trans-アネトール(フェノール類)、リモネン、α-フェランドレン(モノテルペン炭化水素類)、フェンコン(ケトン類) |
| 原産国 | 地中海沿岸(フランス・エジプト・インドなど) |
| 陰陽 | 陽 |
| 相性のよい星座 | 乙女座 |
| 相性のよい天然石 | シトリン、アンバー(琥珀)、タイガーアイ |
| 対応チャクラ | 第3チャクラ |
| 注意事項 | 妊娠中は使用禁止。乳幼児・癲癇(てんかん)のある方は使用禁止。長期・高濃度の使用は避ける。ホルモン依存性の疾患(子宮内膜症・乳がんなど)のある方は使用禁止。 |
ストーリー
フェンネルは、地中海沿岸を原産とするセリ科の多年草ハーブで、人類との歴史は古代エジプト・ギリシャ・ローマにまで遡ります。「アングロサクソンの9つの神聖なハーブ」のひとつに数えられ、健胃・解毒・利尿作用があるとして、古代より薬草・食材として世界中で重宝されてきました。ギリシャ人はその利尿作用から「痩せていく」という意味の「Marathron(マラトン)」と命名し、ローマ人は香りから「草のような」を意味する「foeniculum(フォエニクルム)」と呼びました。日本では「茴香(ういきょう)」と呼ばれ、消化器系を整える漢方薬として使われてきた伝統ある植物です。
植物の特徴
フェンネルは、明るい黄緑色の細かくふわふわした葉と茎を持ち、夏には黄色い小花を傘状に咲かせます。成熟した種子から水蒸気蒸留によって精油が抽出されます。香りはアニスに似た甘くスパイシーな印象で、同じセリ科のディルや、中華料理の八角(スターアニス)と香りが近いことでも知られています。精油の主成分であるtrans-アネトールが女性ホルモン(エストロゲン)に似た作用を持つため、古くから女性の健康をサポートするハーブとして活用されてきました。ヨーロッパでは魚料理のスパイス、インドではカレーの風味づけにも広く使われています。
効果・効能
心への作用
フェンネルの香りは、考えすぎてしまう方に最適です。強壮作用によりストレスや緊張をほぐし、怒りやイライラを鎮める効果が期待できます。生理前・生理不順によるイライラや気分の落ち込みを和らげ、気持ちを明るく前向きにする働きがあります。また、自信を高め、自分の内側に眠る意志力を呼び覚ます効果もあるとされています。
体への作用
フェンネルは消化促進作用に優れ、食べ過ぎや飲みすぎの不快感、吐き気、腸内ガス、便秘の改善に特におすすめです。妊娠中のつわりや乗り物酔いにも効果的とされています。trans-アネトール成分が女性ホルモンに似た働きをするため、生理不順・更年期障害など女性特有の症状のケアにも役立ちます。また、優れた利尿・浄化作用によってむくみやセルライトの予防・改善にも効果が期待できます。
肌への作用
フェンネルは、古くから「痩せる効果」で有名なハーブです。むくみやセルライトへのアプローチ、皮膚の浄化・活性化作用があり、肌のシワやたるみ予防に役立ちます。細胞の再生を促し、老化した肌を若々しく保つ手助けをすると言われています。ただし、刺激性があるため、必ず希釈して使用してください。
主な作用一覧
- 消化促進作用
- 健胃作用
- 駆風作用(腸内ガスの排出)
- 利尿作用
- 浄化・解毒作用
- 女性ホルモン様作用
- 通経作用(月経促進)
- 催乳作用
- 去痰作用
- 抗菌作用
- 強壮作用
- セルライト除去・むくみ緩和
おすすめの使い方
フェンネル精油は、主成分のtrans-アネトールが女性ホルモンに似た働きをする特性と、フェンコン(ケトン類)による神経系への影響から、使用濃度と対象者の管理が特に大切な精油です。妊娠中・授乳中の方、乳幼児(3歳未満のお子様)、癲癇(てんかん)のある方、ホルモン依存性の疾患(子宮内膜症・乳がんなど)がある方は使用をお控えください。長期・高濃度での使用も避け、1〜2週間ごとに使い方を変えながら取り入れることをおすすめします。
- 芳香浴(ディフューザー):
ディフューザー(精油の香りを空間に広げる器具)に1〜2滴加えて使います。食後に香りを広げることで、お腹の張りや不快感が気になるときのリラックスタイムに活用できます。使用時間の目安は30〜60分ほどとし、換気を挟みながらお使いください。
→ 詳しい使い方はこちら - 吸入法:
ティッシュやハンカチに1滴落として鼻に近づけ、ゆっくり深呼吸します。乗り物酔いや食べ過ぎ・飲みすぎ後の胃の不快感が気になるときに手軽にお使いいただけます。直接皮膚につかないよう布に染み込ませる方法が安心です。
→ 詳しい使い方はこちら - アロマバス(沐浴法):
精油は水に溶けないため、必ずキャリアオイル(精油を薄めるために使う植物性のオイル)5mLに1〜2滴を混ぜてから(約1〜2%)お湯に加えてください。むくみや冷えが気になる方、体の巡りをサポートしたい方におすすめです。湯上がり後は肌への残留を防ぐため、軽くシャワーで流すと安心です。
→ 詳しい使い方はこちら - トリートメント(ボディ):
キャリアオイル10mLにフェンネル精油を1〜2滴(約0.5〜1%)加えて希釈(植物油で薄めること)し、お腹周りや脚をやさしくマッサージします。消化を助けたいときはお腹を時計回りに、むくみや重だるさが気になるときは脚の下から上へさするようにすると効果的です。使用前にパッチテスト(腕の内側など目立たない部分に少量塗り、24時間様子を見ること)を行うと安心です。
→ 詳しい使い方はこちら
精油のブレンド
フェンネルは甘みのあるスパイシーなハーブ香が特徴で、柑橘系・フローラル系・スパイス系の精油と相性よくなじみます。消化サポートやむくみケアを目的としたブレンドにも向いています。
- 柑橘系:
レモン、グレープフルーツ、ベルガモット(爽やかさとすっきり感が加わり、デトックスをイメージしたブレンドに) - フローラル系:
ゼラニウム、クラリセージ(ホルモンバランスへのアプローチや、穏やかな甘さを加えたいときに) - ハーブ系:
ペパーミント、ローズマリー(消化促進・気分転換を意識したスッキリ感のあるブレンドに) - スパイス系:
ジンジャー、コリアンダー(温かみのある香りで、体の冷えやむくみが気になるときのブレンドに)
フェンネルは香りが個性的なため、最初は全体の10〜20%程度に抑えて試し、他の精油の香りとのバランスを確認しながら調整するのがおすすめです。
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※アロマテラピーは医療ではありません。掲載内容は効果効能を保証するものではありません。持病のある方、妊娠中の方、お子様に使用する場合は専門家にご相談ください。











