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【キャリアオイル辞典】ホホバオイルとは?特徴・使い心地・使い方

キーワード&データ

名称ホホバオイル
別名ゴールデンホホバオイル(未精製品)/ホホバオイルクリア(精製品)/液状ワックス
英語名Jojoba Oil(精製:Clear Jojoba Oil / 未精製:Golden Jojoba Oil)
学名Simmondsiaシモンドシア chinensisキネンシス
科名ツゲ科(Simmondsiaceae)
抽出部位種子
抽出方法低温圧搾法(コールドプレス)
精製品(クリア)圧搾後に脱色・脱臭などの精製工程を経たもの。無色透明・ほぼ無臭。使いやすく、他の素材とのブレンドにも向く。ベル・クウォーレ取扱品。
未精製品(ゴールデン)圧搾後に精製処理を行わないもの。淡い黄金色・わずかにナッツ様の穏やかな香り。天然の微量成分(ビタミン類・ミネラル等)をより多く含む。
化粧品表示名称ホホバ種子油(精製・未精製共通)
医薬部外品表示名称ホホバ油(精製・未精製共通)
INCI名Simmondsia Chinensis (Jojoba) Seed Oil(精製・未精製共通)
CAS番号61789-91-1
原産国アメリカ合衆国南西部・メキシコ北部(他、アルゼンチン・オーストラリア・チリ・エジプト・ペルー等)
主な脂肪酸ワックスエステル(約97%)/エイコセン酸・エルカ酸・オレイン酸
精製品(クリア):無色透明 / 未精製品(ゴールデン):淡い黄金色
におい精製品(クリア):ほぼ無臭 / 未精製品(ゴールデン):わずかにナッツ様の穏やかな香り
使用感サラサラして軽い。べたつきが少なく伸びがよい(精製・未精製ともに共通)
粘性低粘性(サラサラとした軽いテクスチャー)
酸化安定性非常に高い(ワックスエステル構造のため酸化・劣化しにくく、長期保存が可能)
比重0.87 g/mL(20℃)
ヨウ素価76.5
けん化価約92 mgKOH/g(KOH換算)
※ホホバオイルはワックスエステル構造のため、一般的なトリグリセリド系植物油とは異なる測定値を示す
保存方法直射日光・高温多湿を避け、冷暗所で保管
開封後の使用目安適切な保存環境であれば数年間の保管が可能とされている(酸化安定性が非常に高いため)
注意事項ホホバアレルギーのある方は使用を避ける。肌に合わない場合は使用を中止する。10℃以下で白濁・固化することがあるが、常温に戻すと自然に液体に戻る

ストーリー

ホホバは、北米南西部からメキシコ北部にかけて広がるソノラ砂漠を原産とする常緑低木です。年間降水量がきわめて少ない過酷な環境の中で2年以上も水なしで生きのびるといわれ、その生命力がオイルの卓越した安定性に反映されています。

北米の先住民・オオダム族は、古くからホホバの種子を食用・薬用・スキンケアに活用してきた歴史があります。種子を潰してオイルとして使い、肌や髪を乾燥から守り、傷の手当てにも役立ててきました。また、プエブロ族も毛髪のコンディショニング剤として活用していたとされています。その知恵は現代のアロマテラピーやスキンケアにも受け継がれ、今日では世界中で広く使われる定番のキャリアオイルになっています。

植物の特徴

ホホバは、米国アリゾナ州南部・カリフォルニア州南部からメキシコ北西部にかけて広がるソノラ砂漠を原産とする常緑低木です。厚みのある皮で種子を覆い、水分の蒸発を最小限に抑える構造が、高い保湿性と酸化安定性を持つ成分を生み出す背景にあります。種子の重量のおよそ50%をオイルが占めており、現在は米国・メキシコをはじめ、アルゼンチン・オーストラリア・エジプトなど乾燥地帯を中心に広く栽培されています。

ホホバオイルは植物性ではありますが、成分の約97%がワックスエステルで構成されており、一般的な植物油(トリグリセリドが主成分)とは化学的に異なる「液状ワックス」に分類されます。

精製(クリア)と未精製(ゴールデン)の違い

ホホバオイルには大きく分けて「精製品(クリア)」と「未精製品(ゴールデン)」の2種類があります。どちらも同じ植物の種子から低温圧搾法で搾油されますが、その後の処理工程が異なります。

精製品(クリア)/ホホバオイルクリア

圧搾後に脱色・脱臭などの精製工程を経たもの。無色透明でほぼ無臭のため、精油などの香りや色に影響を与えにくく、アロマテラピーの基材やスキンケア・ヘアケアなど幅広い用途に取り入れやすいのが特徴です。ブレンドオイルや手作りコスメの素材としても扱いやすいオイルです。ベル・クウォーレではこちらの精製品(クリア)を取り扱っています。

未精製品(ゴールデン)/ゴールデンホホバオイル

圧搾後に精製処理を行わないもの。淡い黄金色でわずかにナッツ様の穏やかな香りがあります。精製工程を経ないため、天然の微量成分(ビタミン類・ミネラル等)をより多く含むとされています。独特の色や香りがブレンドに影響する場合があるため、用途に合わせて選ぶことが大切です。

どちらを選ぶか

  • アロマテラピーのキャリアオイルとして精油と合わせたい場合 → 精製品(クリア)
  • 色・香りを気にせずスキンケアやヘアケアに使いたい場合 → 精製品(クリア)
  • 天然の微量成分をできるだけ残したものを選びたい場合 → 未精製品(ゴールデン)

オイルの特徴

ホホバオイルの最大の特徴は、成分の約97%がワックスエステルで構成されている点です。一般的な植物油がトリグリセリド(中性脂肪)を主成分とするのに対し、ホホバオイルは液状ワックスとして分類されます。人の皮脂にもワックスエステルが含まれていることから、肌なじみがよい素材として広く知られています。

このワックスエステル構造は酸化・劣化しにくい性質を持つため、他の植物油と比べて酸化安定性が非常に高く、長期保存にも向いています。また、引火点が295℃と高く、熱にも安定しており、紫外線による光毒性・光感作の懸念がないとされています。

主な特性・期待される働き

  • エモリエント作用:皮膚表面にワックス様の薄い膜を形成し、水分の蒸発を抑える性質があるとされています。
  • 皮脂との親和性:人の皮脂に含まれるワックスエステルと同じ構造を持ち、肌なじみがよいとされています。乾燥肌・脂性肌・混合肌など肌タイプを問わず使いやすい特徴があるといわれています。
  • コンディショニング作用:肌や毛髪になめらかさや柔軟性をもたらす性質があるとされています。
  • 酸化安定性の高さ:ワックスエステル構造のため、他の植物油に比べて酸化・劣化しにくく、長期保存に向いているとされています。
  • 光・熱への安定性:紫外線による光毒性・光感作の懸念がないとされており、日中の使用にも取り入れやすいオイルです。引火点も295℃と高く、熱にも安定しているとされています。

使い心地

サラサラとした軽い質感が特徴です。精製品(クリア)・未精製品(ゴールデン)ともに使用感はほぼ同様で、少量でも伸びがよく、べたつきが残りにくいため、顔・体・髪など幅広い部位に使いやすいオイルです。季節を問わず一定の使用感が得られるのも特徴のひとつです。なお、冬季など低温時(10℃以下)に白濁・固化することがありますが、常温に戻すと自然に液体に戻ります。品質に問題はありません。

おすすめの使い方

01 ── トリートメントに

精油をホホバオイルで希釈してトリートメントオイルをつくります。フェイス用はホホバオイル10mLに対して精油1滴以下(濃度0.5%以下)、ボディ用は10mLに対して精油2滴(濃度約1%)が目安です。精油の香りや色に影響を与えにくい精製品(クリア)がとくに使いやすく、酸化安定性が高いためブレンドオイルを保管する用途にも向いています。

02 ── スキンケアに

洗顔後の肌に数滴をなじませます。人の皮脂に近いワックスエステルを多く含み、肌なじみがよいためスキンケアとしても広く活用されています。デコルテや首まわりの乾燥ケアにもおすすめです。色や香りが気になる場合は精製品(クリア)が使いやすいです。

03 ── ハンドケアに

少量を手のひらに取り、手の甲・指先・爪まわりになじませます。サラサラとした質感でべたつきが少なく、日中の使用にも取り入れやすいオイルです。爪まわりの乾燥が気になる場合にも活用できます。

04 ── ボディケアに

入浴後の肌に適量を手のひらで温めてから全身になじませます。首・デコルテ・かかとなど、乾燥が気になる部位にも広くお使いいただけます。

05 ── ヘアケアに

ドライヤー前に少量を手のひら全体に広げ、毛先を中心に手ぐしを通すように使います。アホ毛のタッチアップや頭皮ケアにも少量ご活用ください。先住民の時代から毛髪のコンディショニング剤として使われてきた歴史がある、ヘアケアとも相性のよいオイルです。

06 ── クレンジングに

適量を肌になじませ、毛穴の汚れをやわらかくしてから洗い流します。スチームやホットタオルで肌を温めてから行うとなじみやすくなります。使用後は洗顔料でしっかり洗顔してください。

精油と組み合わせる場合

精油を肌に使用する場合は、必ずキャリアオイルで希釈して使用します。使用する部位や目的に合わせて、適切な濃度で調整してください。

ホホバオイルはさまざまな精油と相性よくブレンドできます。酸化安定性が高いためブレンドオイルの保存にも適しており、アロマテラピーの基材(キャリアオイル)として幅広く活用されています。精油の香りをそのまま活かしたい場合は、色・においともに影響の少ない精製品(クリア)がとくに向いています。

  • リラックス系:ラベンダー、ゼラニウム、ベルガモット、マージョラムなど
  • デトックス系:パイン、ヒノキ、ジュニパー、サイプレスなど
  • 筋肉のケアに:ラベンダー、レモングラス、ペパーミント、ローズマリーなど
  • 抗菌・清潔に:ユーカリ、ティートゥリー、ローズマリーなど
  • 美容に:ローズ、ゼラニウム、ラベンダー、フランキンセンスなど

保存方法と注意点

直射日光・高温多湿を避け、使用後はキャップをしっかり閉めて冷暗所で保管してください。酸化安定性が非常に高く、適切な保存環境であれば数年間の保管が可能とされています。

冬季など低温時(10℃以下)に白濁・固化することがありますが、常温に戻すと自然に液体に戻ります。品質に問題はありません。

肌に合わない場合はすぐに使用を中止してください。ホホバアレルギーのある方は使用を避けてください。

商品のご案内

ベル・クウォーレでは、ホホバオイルクリア(精製)を取り扱っております。Amazonよりご購入いただけます。

※本記事は、キャリアオイルを選ぶ際の参考情報として作成しています。医療的な効果効能を示すものではありません。肌に合わない場合は使用を中止してください。持病のある方、妊娠中の方、お子様に使用する場合は専門家にご相談ください。

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