キーワード&データ
| キーワード | リラックス・抗うつ・安眠・柑橘系・アールグレイ |
|---|---|
| 学名 | Citrus bergamia |
| 科名 | ミカン科 |
| 抽出部位 | 果皮 |
| 抽出方法 | 圧搾法 |
| ノート | トップ〜ミドル |
| 香りの系統 | 柑橘系 |
| 香調 | シトラスノート |
| 主な成分 | リモネン、酢酸リナリル、リナロール、γ-テルピネン、ベルガプテン |
| 原産国 | イタリア、モロッコ、南フランス |
| 陰陽 | 陽 |
| 相性のよい星座 | かに座・おうお座・しし座 |
| 相性のよい天然石 | シトリン・ペリドット |
| 対応チャクラ | 第3チャクラ・第4チャクラ |
| 注意事項 | 光毒性あり(フロクマリン類のベルガプテン含有)。肌への使用後は5〜6時間、紫外線・直射日光を避けること。高濃度での使用は皮膚刺激あり。妊娠中・授乳中は使用を控えるか専門家に相談。フロクマリンフリー(FCF)タイプの使用を推奨。 |
ストーリー
ベルガモットはイタリア原産のミカン科の植物で、その名はイタリア北部の都市ベルガモに由来するという説が有力です。15世紀頃、スペインのコロンブスがカナリア諸島でこの植物を発見し、ヨーロッパ各地に広めたと伝えられています。イタリアでは古くから治療薬として広く用いられ、ナポレオン時代には香水の主要原料としても珍重されました。紅茶のアールグレイの香り付けに使われていることで日本でもなじみ深く、世界で初めて香水の原料となった精油のひとつとしても知られています。柑橘系でありながらフローラルな甘さを持つ独特の香りは、古来より人々の心と体を癒やし続けてきました。
植物の特徴
ベルガモットは常緑低木で、樹高は約5メートルに達します。レモンとスイートライムの交配種とされ、艶のある濃い緑色の葉と白い花をつけます。果実は小ぶりなオレンジに似た黄緑色〜黄色で、やや細長かったり凸凹したりしているものもあります。果実は苦味が強く食用には不向きですが、果皮に含まれる精油は品質が高く、圧搾法によって採取されます。他の柑橘系精油と異なる大きな特徴として、ラベンダーの主要成分でもある酢酸リナリルとリナロールを豊富に含む点が挙げられます。そのため、さわやかな柑橘の香りにフローラルな甘さが加わった上品な香りとなり、男女問わず幅広い世代に親しまれています。なお、フロクマリン類のベルガプテンを含むため光毒性があり、光感作を起こさないフロクマリンフリー(FCF)タイプも広く流通しています。
効果・効能
心への作用
ベルガモットは「天然の抗うつ剤」と称されるほど、精神的な落ち込みや憂うつ感に優れた働きを発揮します。リモネン・酢酸リナリル・リナロールといった鎮静・高揚作用を持つ成分がバランスよく含まれており、怒りや緊張で高ぶった心を静めながら、落ち込んだ気持ちをやさしく引き上げてくれます。鎮静と高揚の両方の作用をあわせ持つため、情緒が不安定なとき、喜怒哀楽が激しいときにもとくに役立ちます。不眠や睡眠の質が低下しているときにも効果的で、寝る前の芳香浴に愛用するユーザーも多い精油です。芳香浴の研究では、自律神経系を整え不安・精神疲労を軽減するという結果も報告されています。
体への作用
消化促進・健胃作用に優れ、食欲不振や胃もたれ、消化器系のさまざまなトラブルに効果を発揮します。ストレスが引き起こす胃痛・下痢・便秘、過敏性腸症候群、過食・拒食などの神経性の胃腸トラブルにも働きかけます。また、抗菌・抗ウイルス作用を持つため、ディフューザーで空間に拡散することで室内の感染対策としても役立ちます。泌尿器系・生殖器系の感染症予防にも活用でき、自律神経を整える作用から、ストレス性の身体症状全般をサポートします。安眠を誘う作用があるとされ、寝つきの悪い夜や考え事が止まらないときの芳香浴・アロマバスに特におすすめです。
肌への作用
抗菌・抗炎症作用により、皮脂の過剰分泌を抑えて脂性肌のケアに適しています。ニキビ・吹き出物・湿疹・乾癬などの皮膚トラブルの改善に有効で、ストレス性の肌荒れにも優れた効果を発揮します。収斂作用で毛穴を引き締め、肌のコンディションを整える効果もあります。ただし、フロクマリン類(ベルガプテン)による光毒性があるため、スキンケアに使用する際はフロクマリンフリー(FCF)タイプを選ぶか、使用後5〜6時間は直射日光を避けることが必須です。
主な作用一覧
- 抗うつ作用
- 鎮静作用
- 高揚作用
- 抗菌・殺菌消毒作用
- 抗炎症作用
- 消化促進・健胃作用
- 駆風作用
- 食欲増進作用
- 収斂作用
- 利尿作用
- 解熱作用
- 創傷治癒作用
おすすめの使い方
ベルガモット精油には、通常タイプとフロクマリンフリー(FCF)タイプの2種類があります。通常タイプには光毒性(日光に当たると肌トラブルが起きやすくなる性質)の原因となるベルガプテン(フロクマリン類)が含まれており、肌への使用後5〜6時間は直射日光や紫外線を避ける必要があります。FCFタイプはこの成分を除去して光毒性のリスクを大幅に軽減したグレードです。どちらのタイプかを確認したうえで、それぞれの注意事項に沿った使い方をしてください。なお、初めて使用する際はパッチテスト(腕の内側など目立たない部分に少量塗り、24時間様子を見ること)をおすすめします。妊娠中・授乳中の方は専門家にご相談のうえ使用してください。
- 芳香浴(ディフューザー):
ディフューザー(精油の香りを空間に広げる器具)に2〜3滴を目安に使用します。芳香浴は肌に直接触れない使い方のため、通常タイプ・FCFタイプともに同様にお使いいただけます。30〜60分を目安に換気を挟みながらお使いいただくと、より快適にお楽しみいただけます。
→ 詳しい使い方はこちら - 吸入法:
ティッシュや清潔なハンカチに1滴垂らし、鼻に近づけてゆっくり深呼吸します。こちらも肌に直接塗る使い方ではないため、通常タイプ・FCFタイプのどちらでも活用できます。ディフューザーを使わなくても手軽に香りを取り入れられるため、外出先や職場でのリフレッシュにも向いています。
→ 詳しい使い方はこちら - アロマバス(沐浴法):
天然塩や植物性オイル(キャリアオイル)大さじ1に1〜2滴混ぜて(水と油をなじませること=乳化のため)から浴槽に入れてください。通常タイプを使用する場合は、入浴後5〜6時間は直射日光を避けてください(夜の入浴での使用がおすすめです)。FCFタイプであれば光毒性の心配を大幅に軽減できるため、時間帯を選ばずより気軽にお使いいただけます。いずれも精油をそのままお湯に垂らすと肌に直接触れる可能性があるため、乳化の手順は必ず行ってください。
→ 詳しい使い方はこちら - トリートメント(ボディ):
キャリアオイル(精油を薄めるために使う植物性のオイル)10mLに対して1滴(約0.4%)を目安に希釈(植物油で薄めること)してから使用します。通常タイプの場合、肌に塗布した後5〜6時間は直射日光・紫外線を避けることが必要です。FCFタイプであればこの制限が大幅に緩和されるため、日中のセルフケアにも取り入れやすくなります。どちらのタイプも0.4%程度の濃度を守ることで肌への負担を抑えられます。
→ 詳しい使い方はこちら - 手作りコスメ・生活雑貨:
ルームスプレー(精製水とエタノールを8:2で合わせ、精油を数滴加えたもの)として空間に使う場合は、通常タイプ・FCFタイプともに光毒性の心配はありません。スキンケア用品(化粧水・オイル等)に配合する場合は、植物油10mLに対して1滴(約0.4%)を目安にしてください。通常タイプをスキンケアに使用するときは、塗布後5〜6時間の紫外線回避が必要です。日中のスキンケアへの活用にはFCFタイプがより適しています。
→ 詳しい使い方はこちら
精油のブレンド
ベルガモットは柑橘系とフローラルの両方の性質を持つため、さまざまな系統の精油とバランスよく合わせられます。少量ずつ組み合わせながら、自分好みの香りを見つけてみてください。
- フローラル系:
ラベンダー、ゼラニウム、ローズ、イランイラン(深みとやわらかさが加わり、リラックスしたいときのブレンドに) - 柑橘系:
オレンジスイート、グレープフルーツ、レモン(明るく軽やかな、気分を前向きにするブレンドに) - ハーブ系:
クラリセージ、ローズマリー、ペパーミント(すっきりとした清涼感のある、リフレッシュしたいときのブレンドに) - ウッド系:
サイプレス、ジュニパーベリー、サンダルウッド(落ち着きと深みが増す、集中したいときや瞑想時のブレンドに) - 樹脂系:
フランキンセンス(神秘的な深みが加わり、深いリラクゼーションを求めるときのブレンドに)
ブレンドする際は、それぞれ1〜2滴ずつから始めると、香りのバランスが取りやすくなります。
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※アロマテラピーは医療ではありません。掲載内容は効果効能を保証するものではありません。持病のある方、妊娠中の方、お子様に使用する場合は専門家にご相談ください。











