キーワード&データ
| キーワード | 安心・鎮静・幸福感・心の癒し・美肌 |
|---|---|
| 学名 | Citrus aurantium |
| 科名 | ミカン科 |
| 抽出部位 | 花 |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| ノート | ミドル〜ベース |
| 香りの系統 | フローラル系 |
| 香調 | フローラルノート |
| 主な成分 | リナロール、ゲラニオール、α-テルピネオール、リモネン、β-ピネン、酢酸リナリル、ネロリドール |
| 原産国 | エジプト、フランス、モロッコ、イタリア、チュニジア |
| 陰陽 | 陰 |
| 相性のよい星座 | みずがめ座 |
| 相性のよい天然石 | ローズクォーツ、グリーンアベンチュリン |
| 対応チャクラ | 第4チャクラ |
| 注意事項 | 妊娠初期の方はご使用を避けてください。皮膚への使用は必ずキャリアオイルで希釈してください。光感作の心配は少ない精油ですが、敏感肌の方はパッチテストを行ってください。 |
ストーリー
ネロリの名前の由来は17世紀のイタリア・ネロラ公国にさかのぼります。公妃アンナ・マリア・デ・ネロリがビターオレンジの花の精油を愛用し、手袋や入浴水に使ったことで社交界に広まり、「ネロリ」の名で知られるようになりました。それ以前からビターオレンジはインド・ヒマラヤ原産の植物として、10〜11世紀にアラブ人によってヨーロッパへもたらされ、香水業界ではローズ・ジャスミンと並び最も重要な花材として重用されてきました。花嫁がオレンジの花を髪に飾る習慣は、純潔・愛・新たな始まりを象徴するものとして今も世界各地に受け継がれています。
植物の特徴
ネロリはミカン科のビターオレンジ(Citrus aurantium)の花から抽出されます。同じ木の枝葉からはプチグレン、果皮からはビターオレンジ精油が採れますが、ネロリは開花したばかりの白い花を手摘みして水蒸気蒸留で得られます。約1トンの花からわずか約1kgの精油しか採れないため、非常に貴重で高価な精油です。香料目的で溶剤抽出法により得られたものはオレンジフラワー・アブソリュートと呼ばれます。香りは上品でやや甘みのあるフローラルシトラス調で、天然の精神安定剤と称されるほど豊かな芳香成分を含みます。ビターオレンジは4年ほど経たないと花を咲かせないため、栽培にも時間がかかります。
効果・効能
心への作用
ネロリは「天然の精神安定剤」と称されるほど、心への強い鎮静・安心効果で知られています。ストレスや仕事のプレッシャーで落ち込んだとき、ショックな出来事で心が傷ついたとき、感情が不安定になったときなどに、心をやさしく包み込んで安心感と幸福感をもたらします。交感神経を鎮めてリラックスを促し、緊張や興奮からくる不眠症の改善にも役立ちます。また自律神経のバランスを整え、ホルモンの変化によるPMSや更年期の心の不調・イライラにも効果的です。抗うつ作用を持ち、不安やうつ状態をやわらげ、気持ちを前向きにしてくれる精油です。
体への作用
ネロリは興奮と鎮静のバランスを整える特性があります。高血圧・動悸・不眠症を落ち着かせる一方、うつや不安・緊張をやわらげます。自律神経の乱れから生じる神経性の消化不良・腹痛・腹部痙攣・下痢にも効果が期待できます。緊張や不安からくる発汗・口の渇き・胃痛などの神経性の胃腸トラブルにも有用です。また、ネロリドールというネロリ固有の成分は月経前症候群や更年期障害など女性特有の不調に効果的とされています。殺菌・消毒作用も持ち、免疫力のサポートにも役立ちます。
肌への作用
血行を促進し肌の新陳代謝を活性化させ、細胞の生まれ変わりをサポートします。これにより肌の弾力改善・ハリ・潤い・透明感のある肌へと導きます。緩やかな収れん作用でシミ・そばかす・色素沈着の改善、シワ・たるみ・毛穴の開きのケアにも活用されます。妊娠線の予防にもおすすめです。皮膚刺激が少なく光感作の心配もほとんどないため、敏感肌の方でも比較的使いやすい精油です。古い角質を取り除いて肌を活性化するため、エイジングケアとして高い人気を誇ります。ストレス由来の肌荒れ改善にも効果が期待できます。
主な作用一覧
- 鎮静・神経バランス作用
- 抗うつ・抗不安作用
- 催淫・強壮作用
- 安眠・不眠改善作用
- 抗菌・殺菌・消毒作用
- 消化促進・駆風作用
- 静脈強壮・抗けいれん作用
- PMS・更年期障害の緩和
- 細胞活性・皮膚再生作用
- 収れん・保湿作用
- 老化防止・育毛促進作用
- 抗炎症作用
おすすめの使い方
ネロリは皮膚刺激性が低く、幅広い用途に使いやすい精油です。肌に使用する際はキャリアオイル(精油を薄めるために使う植物性のオイル)で希釈(植物油で薄めること)することで、有効成分をより肌になじませることができます。妊娠初期の方は使用を避けてください。
- 芳香浴(ディフューザー):
ディフューザー(精油の香りを空間に広げる器具)に1〜3滴を目安に使いましょう。ネロリの香りは繊細で広がりやすいため、まず1滴から試すのがおすすめです。就寝前のリラックスタイムや、緊張・不安を感じる日中の気分転換にも活用できます。
→ 詳しい使い方はこちら - 吸入法:
ハンカチやティッシュに1〜2滴垂らして携帯し、ストレスや緊張を感じたときにゆっくり深呼吸するだけで手軽に香りを取り入れられます。就寝前は枕元に置いておくと、眠りにつきやすくなることがあります。
→ 詳しい使い方はこちら - アロマバス(沐浴法):
無水エタノール5mLにネロリを1〜3滴溶かして乳化(水と油をなじませること)してから湯船に加えます。乳化することで精油がお湯に均一になじみ、より心地よく使えます。38〜40℃程度のぬるめのお湯でゆっくり浸かると、体と気持ちの両方をほぐすのに役立ちます。
→ 詳しい使い方はこちら - トリートメント(ボディ):
キャリアオイル10mLに対してネロリを1〜2滴(1%以下)が目安です。全身トリートメントでは植物油30mLにネロリ3〜6滴(0.5〜1%)を目安に希釈してください。腹部・肩・デコルテ周辺にやさしくなじませると、神経性の消化器トラブルや肩こり、PMS・更年期の不調が気になるときに役立つことがあります。
→ 詳しい使い方はこちら - 手作りコスメ・生活雑貨:
スキンケアとして使用する場合は、植物油やホホバオイルなどのキャリアオイル10mLにネロリ1〜2滴(0.5〜1%)を目安に希釈して、洗顔後の肌になじませます。エイジングケア・乾燥肌・毛穴ケアや妊娠線予防のボディオイルとしても活用できます。
→ 詳しい使い方はこちら
精油のブレンド
ネロリは上品なフローラルシトラスの香りを持ち、さまざまな系統の精油と調和しやすいのが特徴です。少量加えるだけで香りに深みと華やかさが生まれるため、ブレンドの際は1〜2滴からお試しください。
- フローラル系:
ラベンダー、ゼラニウム、イランイラン、ローズ(深いリラックスや美容ケアのブレンドに) - 柑橘系:
ベルガモット、レモン、グレープフルーツ(爽やかさを加えた明るい気分のブレンドに) - ハーブ系:
クラリセージ、スイートマジョラム(ホルモンバランスや更年期ケアを意識したブレンドに) - 樹脂系:
フランキンセンス、サンダルウッド(深みと落ち着きのある瞑想・安眠ブレンドに)
ブレンドの際はネロリを1本軸にして他の精油を1〜2種類加えるシンプルな構成が、香りのバランスを取りやすくおすすめです。
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※アロマテラピーは医療ではありません。掲載内容は効果効能を保証するものではありません。持病のある方、妊娠中の方、お子様に使用する場合は専門家にご相談ください。











