キーワード&データ
| キーワード | 清澄、鎮静、伝統、和、森の香り |
|---|---|
| 学名 | Lindera umbellata |
| 科名 | クスノキ科(Lauraceae) |
| 抽出部位 | 枝・葉 |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| ノート | ミドルノート |
| 香りの系統 | ウッド系 |
| 香調 | ウッディ・フローラルノート |
| 主な成分 | リナロール、α-ピネン、リモネン、ゲラニルアセテート、1,8-シネオール |
| 原産国 | 日本 |
| 陰陽 | 陰 |
| 相性のよい星座 | 乙女座 |
| 相性のよい天然石 | 確認できませんでした |
| 対応チャクラ | 第4チャクラ、第7チャクラ |
| 注意事項 | 一般的な使用においては重大な禁忌は報告されていませんが、肌への使用時は植物油で希釈してください。妊娠中の方・乳幼児へ使用する際は専門家にご相談ください。 |
ストーリー
クロモジは、日本の山野に自生するクスノキ科の落葉低木で、古くからその芳香が人々の暮らしに取り入れられてきました。和菓子をいただく際に使われる楊枝(ようじ)の素材として広く知られており、茶道の文化とともに歩んできた植物でもあります。江戸時代には、クロモジの枝で作られた楊枝が浅草や京都・四条、大阪・道頓堀などで販売され、歌舞伎役者や当時の人々に愛用されていたことが浮世絵にも描かれています。「クロモジ」という名は、樹皮に見られる黒い模様が文字のように見えることに由来するとも伝えられています。精油としての歴史も古く、19世紀末にはヨーロッパの香料市場にも紹介されました。
植物の特徴
クロモジは、北海道から九州にかけての山地や林縁に広く分布する落葉低木です。樹高は通常3メートル以下で、春先には新葉が展開する前に淡黄緑色の小さな花が傘状に集まって咲きます。秋には鮮やかな黄色に紅葉し、黒く熟した小果実をつけます。細かな木目と柔軟性をもつ白い木材は折れにくく、楊枝の素材として古来から重宝されてきました。枝や葉を折ると特有の清澄な香りが広がります。精油は枝と葉を水蒸気蒸留して得られ、淡い黄色の液体で、リナロールを主成分とするさわやかでフローラルな香りが特徴です。主成分のリナロール含有量は産地や個体によって幅があり、ローズウッドなどと香りの特性が近いと言われることがあります。
効果・効能
心への作用
クロモジ精油の清澄で落ち着きのある香りは、気持ちを穏やかにしたい場面で選ばれることがあります。主成分のリナロールは、一般的なアロマテラピーでリラックスを目的とした芳香浴に用いられる成分として知られています。忙しい日常の中で気分を切り替えたいときや、静かな時間を過ごしたいときの芳香浴に活用される精油です。日本の森や茶室の静けさを思わせる香りの印象があります。
体への作用
クロモジ精油は、抗菌・防腐作用をもつ成分を含むことが研究資料でも示されています。一般的なアロマテラピーでは、呼吸器系のケアや心身の緊張をほぐすことを目的とした使い方が紹介されることがあります。また、日本の温泉地や宿泊施設でも芳香浴に使われることがあり、入浴時のリラックスに用いられてきた植物でもあります。トリートメントでは植物油で希釈して使用します。
肌への作用
クロモジは、古くから湿疹や皮膚のトラブルに対して民間的に用いられてきた記録があります。一般的なアロマテラピーでは、皮膚ケアを目的としたトリートメントに取り入れられることがあります。ただし、精油を肌に使用する場合は必ず植物油で適切な濃度に希釈してください。
主な作用一覧
- 鎮静作用
- 抗不安作用
- 抗菌作用
- 抗炎症作用
- 防腐作用
- 去痰作用
- 鎮痛作用
- 皮膚ケア作用
おすすめの使い方
クロモジ精油は、一般的な使用において重大な皮膚刺激や感作(繰り返し使ううちにアレルギー反応が起きやすくなること)のリスクは低い精油です。ただし、肌に使用する場合は必ずキャリアオイル(精油を薄めるために使う植物性のオイル)で希釈(植物油で薄めること)してから使用してください。妊娠中の方・乳幼児に使用する際は、事前に専門家にご相談ください。
- 芳香浴(ディフューザー):
ディフューザー(精油の香りを空間に広げる器具)に2〜3滴を加えてお使いください。清澄でやわらかなウッディの香りが空間にゆっくりと広がり、静かな時間を過ごしたいときや気分を切り替えたい場面に向いています。30〜60分を目安に換気を挟みながらご使用いただくと、香りを心地よく楽しめます。
→ 詳しい使い方はこちら - アロマバス(沐浴法):
入浴時に使う場合は、精油をそのままお湯に入れるのではなく、スイートアーモンドオイルなどのキャリアオイル小さじ1(約5mL)に2〜3滴を混ぜてから湯船に加えてください。油分がお湯に均一に広がり、香りを楽しみながら全身で温まることができます。日本の温泉や宿泊施設でもクロモジが芳香浴に用いられてきた背景があり、入浴との相性がよい精油です。
→ 詳しい使い方はこちら - トリートメント(ボディ):
キャリアオイル10mLに対して2〜3滴(1〜1.5%)を目安に希釈してお使いください。皮膚刺激が低い精油ですが、初めて使用する際はパッチテスト(腕の内側など目立たない部分に少量塗り、24時間様子を見ること)をおすすめします。清澄な香りとともに、ゆったりとしたボディトリートメントに取り入れることができます。
→ 詳しい使い方はこちら - 手作りコスメ・生活雑貨:
無水エタノールと精製水を使ったルームスプレーに取り入れると、和の清澄な香りを手軽に空間へ広げることができます。無水エタノール10mLに3〜4滴の精油を加え、精製水で全量を40〜50mLに調整してよく振ってからお使いください。スプレーボトルは使用前に必ず振り混ぜる(乳化:水と油をなじませること)習慣をつけると、より均一に香りが広がります。
→ 詳しい使い方はこちら
精油のブレンド
クロモジのウッディでフローラルな香りは、主成分のリナロールがつなぎ役となり、さまざまな系統の精油と調和しやすいのが特徴です。少量から試しながら、好みのバランスを見つけてみてください。
- フローラル系:
ゼラニウム、ラベンダー、ネロリ(やわらかく華やかさが加わる組み合わせ) - 柑橘系:
ベルガモット、ユズ、オレンジスイート(爽やかさと和の香りが重なる組み合わせ) - ウッド系:
ヒノキ、サンダルウッド、スギ(深みのある森の香りをつくる組み合わせ) - 樹脂系:
フランキンセンス(落ち着いた重厚感が加わる組み合わせ)
ブレンドする際は、それぞれの精油の使用目安量の合計が適切な希釈濃度の範囲に収まるよう調整してください。クロモジを主役にしたい場合は全体の50〜60%をクロモジにし、残りを相性のよい精油で補うと、香りのバランスが取りやすくなります。
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※アロマテラピーは医療ではありません。掲載内容は効果効能を保証するものではありません。持病のある方、妊娠中の方、お子様に使用する場合は専門家にご相談ください。











