こんにちは。村上優香です。
少し動くと汗をかくぐらい日中は暑い日があったり、雨で朝晩は少し冷えたり。。。
衣替えが済んでいない私は、着る服が〜
暑いときは薄手の長袖カットソーの袖まくり。
次の休みにはそろそろ夏服出さないと(^◇^;)
薄めの掛布団も~
そろそろ虫よけも気になる季節になりましたね~
ハッカ、レモングラス、ユーカリレモンなどなどおススメです。
今日は、前回の基礎編を少し掘り下げてみたいと思います。
精油の選び方基礎編のパート2です。
そもそもアロマテラピーで使用する精油(エッセンシャルオイル)とは
精油は芳香植物の香り成分を抽出したエッセンスです。
花や葉、果皮、根などを蒸したり、皮を搾ったりして抽出します。
精油1kgを得るために、ラベンダーなら花穂を100~200kg、ローズなら花を3~5トン※も必要とします。
大量の原料植物から、ほんの少ししか採れない貴重なエッセンスです。
※ 産地や生産条件などにより異なります。
精油の定義
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質である。各植物によって特有の香りと機能を持ち、アロマテラピーの基本となるものである。
精油は有効成分を高濃度に含有し、植物から抽出された個々の精油は、それぞれ特定の香りと作用(働き)を持っています。
精油は、植物自体の有機的組成成分のかたまりとも言えます。
数百種もの自然の化学物質によって構成され、アルコール類、エステル類、フェノール類、アルデヒド類、ケトン類などが主な成分です。ひとつの精油に広範囲な作用があるのもこのためです。
抽出されたあと、人工的にその組成成分からいずれかを取り除いたり、または他の物質を添加したりしていないものであることが重要です。アロマテラピーでは基本的に成分の調整や科学的な加工は好ましくないと考えられています。
精油は暑い夏や、寒い冬、雨の多い年など毎年気候は変わり影響を受け、成分の配合バランスが変わります。また産地(土壌、水質、気象条件の違い)により同じ学名の精油でも含まれる成分の配合バランスが変わり、香りも変わります。
化粧品や香水には均質性(いつも同じ香り)が求められるため、使用する精油には成分調整などが行われますが、本物のアロマテラピー用の精油の製造過程においては、成分調整が故意に行われることはありません。
精油の原料植物を確認するための学名について
アロマやハーブのことを知ろうとすると、必ずその植物の「学名」を見かけると思います。
普通に植物を育てるだけの場合は、ラベンダーはラベンダーであって、学名まで細かく見る必要はそこまでないかもしれません。しかし、その植物の香りや作用を考えて使用するとなると、学名を確認することは大切になります。
前回基礎編の1でもふれましたが、「ラベンダー」と言われるものでも、沢山の種類があり、それぞれ成分が異なります。成分が変わってくると働きも変わり、使う目的も変わってきます。
また、国や地域によって同じ植物でも違う呼び名で呼ばれていることがあります。
混同がおこらないよう、国際的に決められているものが学名です。
きちんと学名が書かれていないエッセンシャルオイル、フローラルウォーター、キャリアオイルなどの商品は信用度が低くなります。
学名は、博物学者であったカール・フォン・リンネによって提唱され、属名と種小名の組み合わせ(二名法、二命名法)でラテン語表記という方法が万国共通です。
※Carl Von Linne(カール・フォン・リンネ):スウェーデンの博物学者(1707~1778)
属 名・・・似た種をまとめて取り扱う分類単位で学名の冒頭に記される。頭文字は大文字、それ以外は小文字で表記。
種小名・・・学名を構成する要素のうち、属名の次にくるもの。属名との組み合わせで種が特定される。すべて小文字で表記。
読み方・・・大体ローマ字読み。
書き方・・・正式には斜体であらわし、イタリック体を用いる。
〔例〕ラベンダーの学名の代表的なもの2種類を見てみましょう
???? Lavandula angustifolia (ラバンデュラ アングスティフォリア)
属名 Lavandula 種小名 angustifolia
真性ラベンダー、トゥルーラベンダー : 安眠、リラックス
アロマテラピーで安眠のラベンダーといえばこの種になります。
上質のものは優しい甘さを感じるラベンダーの香りです。
???? Lavandula hybrida (ラバンデュラ ハイブリッダ)
属名 Lavandula 種小名 hybrida
ラバンディン : 筋肉の炎症、頭痛、やけどに主に使われます。
少しカンファー臭があります。
きりっとしたラベンダーの香りです。
精油の劣化
精油は管理がよくないと劣化が早く進みます。
◆酸化
精油の成分である物質が酸素と結びついて変質することを酸化といいます。香りの変質がトラブルの原因にもなりかねません。
◆加水分解
またエステル類は、湿気などの水分と反応して加水分解を起こします。
エステルに水分が加わる→カルボン酸+アルコール に分解される
◆重合
同じような分子と連続的に重なり合って大きな化合物を作ることを重合といいます。
重合すると、精油の粘度が高まり、香りも劣化しやすくなります。
精油を安全に使用するために
① 原液を直接皮膚につけない
② 精油を飲用しない
③ 精油を目に入れない
④ 精油の取り扱い時に火気に注意する
精油の保管
◆保管期間
開封した精油は1年以内に使いきりましょう。(柑橘類の果皮から抽出した精油は半年)
◆保管場所
① 直射日光を避ける・・・遮光瓶(光を遮る)で保存
遮光力が強いのは、茶色、青です。グリーンや赤はあまり遮光はありません。
② 風通しの良い冷暗所で保管し、温度変化の激しい場所、湿気の多い場所に置かない
③ 子供やペットの手の届かない所で保管する
④ 火のそばに置かない(精油は引火性があります、火気には十分注意してください。)
◆保管容器
① ガラス瓶で保存・・・プラスチック、ポリ製品、ビニールなどは変形します
② フタをしっかり閉める・・・揮発性がありますので、しっかりと閉めてください
③ 瓶は必ず立てて置く・・・中栓に精油が溜まらない様にするため
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
アロマテラピーの注目度が高くなり、市場にはたくさんの精油が出ています。
例えば、ラベンダーを買おうと思っても、価格も様々、何となく手にしてもどれがどれやら(@_@)
そんな時にこの基礎編の1と2を参考にしていただいて、いい品質を見極めてくださいね。
確認するのがめんどくさいな~~と思う方は、ベルクウォーレで買ってください!
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精油を選ぶ際の情報と知識のお役に立てれば何よりです。
皆様が安心してアロマテラピーを楽しんでいただけるよう情報を発信しています。ブログでご案内していることは効果を保証するものではありません。
毎日の生活の中でご参考にしていただければと願っています。
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