精油紹介 フェンネル

こんにちは。ベル・クウォーレ村上優香です。

金木犀の香りにつつまれるいい季節になりました。

通勤途中に大きな金木犀の木が二本並んでいます。
ずいぶん手前からしばらく立ち止まって深呼吸~

天然の香りは本当にいいですね!
この金木犀の香りをつかった様々なコスメが出ています。
この金木犀の花に薬理作用があるのをご存じでしたか?
金木犀について少しご案内

キンモクセイは、ギンモクセイの白い花に対して、橙色の花を金に例えたことから名付けられたそうです。また、樹皮の様子が犀(サイ)の皮膚に似ている事と、金色の花を咲かせることから金木犀となったとも言われています。
中国ではギンモクセイを桂花といい、性味は辛温、痰を除き、瘀を散らすとされています。
属名の学名「Osmanthus(オスマンサス)」は、ギリシア語の「osme(香り)」と「anthos(花)」が語源です。

キンモクセイの薬用部位は花で、薬効は胃炎、低血圧症、不眠症です。木の下にビニールシートを敷き、落ちて来た花を集めて陰干しにしたものが生薬モクセイ(木犀)です。
白ワインに漬けたものが桂花陳酒(ケイファチンシュ/ケイカチンシュ)として売られています。また、桂花茶(ケイカチャ)は、キンモクセイの花を乾燥させたものです。甘い香りが高く、そのまま煎じたり、紅茶や烏龍茶などに混ぜたりします。

 キンモクセイの橙色の正体はカロテノイドです。実は、この色がキンモクセイの香りに関係しています。キンモクセイの花弁に含まれるカロテノイドが、カロテノイド酸化開裂酵素に分解され、イオノンを産生します。イオノンはスミレの精油などにも含まれる甘い香りの精油成分です。その為、橙色が濃い花は香りが強いのです。また、この酵素の活動は午前中に活発になり、夕方以降は落ち着きます。通勤、通学路にキンモクセイがありましたら、行きは秋の香りを胸一杯に吸い込んで低血圧を吹き飛ばして1日頑張り、帰りはほのかに漂う甘い香りに癒されて帰途に就くなんてこの時期ならではですね。

人気の高い金木犀も開花は10日ほど。香りが楽しめる期間がとても短いです。
そんな金木犀の香りをぎゅっと集めてできるだけ長く楽しんでいただける方法を一つご紹介します。

金木犀は乾燥させてしまうと香りが飛んでしまうので、お塩を使ったモイストポプリを作ります。
塩が水分を集めることで、金木犀の花の香りをより強く、そして長く楽しめるのが魅力です。

金木犀のモイストポプリの作り方

材料は3つ: 金木犀の花 粗塩 ガラス瓶

1,まず最初に花を摘む前に、瓶を熱湯で煮沸消毒して、しっかり乾燥させておきましょう。

2,金木犀の花はできれば香りが強い朝のうち摘みましょう。
  花を摘んだらすぐに新聞紙に広げ、茎やごみを取り除き金色の花だけまとめます。
  (ここは大事なところなので丁寧に)
3,金木犀の花を新聞紙などに広げ、室内で30分ほど乾かします。
乾燥させてすぎると香りが飛んでしまうので注意してください。
茎とごみを取り除く作業も新聞紙の上ですれば乾燥時間に含めることができます。
  乾燥は花がぬれていなければOK。

4,瓶に花と塩を層になるように交互に詰めていきます。
  塩を使うので金属ではないふたの瓶がおすすめです。
  1番下には花と塩を半分ずつの割合で混ぜたもの。次の層には花のみ→塩のみ→花のみ…と
  層になるようにスプーンなどをつかって詰めていきます。
  このときにスプーンなどでおさえるように詰めましょう。
  1番上は花のみにすると見た目もきれいです。

5,冷暗所で1か月ほど保管熟成したら完成

簡単ですので是非試してみてください。子供さんと一緒に作っても楽しいですね~


今回のご紹介の精油はこちらです。

020   フェンネル
学名    Foeniculum vulgare
科名    セリ科
抽出部位  種子
抽出方法  水蒸気蒸留法
主要成分  【フェノール類】trans-アネトール、
      【モノテルペン炭化水素類】リモネン、α-フェランドレン
      【ケトン類】フェンコン
原産国    地中海沿岸

フェンネルはセリ科の多年草のハーブで、地中海が原産です。
細かくてふわふわな葉や茎は明るい黄緑色で、夏には黄色のかわいらしい花が咲きます。

「アングロサクソンの9つの神聖なハーブ」の一つに数えられるフェンネル。歴史上で最も古い作物の一つといわれています。
古代より世界各地で薬草・食材として利用されてきたフェンネルは、アロマテラピー以外でもハーブティーや料理に重宝されています。

香りも見た目も、同じセリ科のハーブである、ディルとよく似ています。また、中華料理で使われることの多い香辛料、八角(スターアニス)と香りが似ていることから、八角を「大茴香」、フェンネルを「小茴香」と呼ぶこともあります。
ギリシャ人は利尿作用に着目して「痩せていく」という意味のMarathronと名づけました。
ローマ人は香りから「草のような」という意味のfoeniculumと呼びました。
古代エジプトでは、健胃作用や解毒作用があるとして利用されていました。
日本では茴香(ういきょう)と呼ばれて、種子が体を温めて消化器系の調子を整える漢方薬として利用されてきました。
ヨーロッパでは魚料理、インドではカレーのスパイスとして利用されています。

フェンネルの種子から抽出されたエッセンシャルオイル(精油)は、体内の毒素を排出し浄化を促すといわれています。

◆フェンネルの作用◆
鎮痛作用、抗感染作用、抗菌作用、鎮經作用、食欲増進作用、駆風作用、胆汁分泌促進作用、消化促進作用、利尿作用、通経作用、去痰作用、催乳作用、健胃作用、解毒作用、浄化作用、肝臓・腎臓強壮作用、更年期障害の緩和、腸の不調緩和、女性ホルモン様作用、浄化作用、強壮作用、セルライト除去、むくみの緩和

こころに
フェンネルは、考えすぎてしまう人に適した香りです。強壮作用により、ストレスや緊張などの感情をほぐし、怒りやイライラ感を鎮める作用が期待できます。
生理前・生理不順などによるイライラを鎮めてくれます。
また、気がふさいでいるときには、気持ちを明るく前向きにします。

からだに
フェンネルは胃腸などで消化を促進する作用があり、食べ過ぎや飲みすぎの不快感をやわらげます。吐き気、腸内ガス、便秘などに特におすすめです。
妊娠中のつわりや、船酔いにもいいと言われています。また、体内の浄化作用に優れ、利尿作用などにより、体内から毒素を排出するので、むくみやセリュライト予防に効果的です。
trans-アネトールという成分が含まれており、女性ホルモンに似た働きがあり、生理不順、更年期障害など、女性特有の症状を改善する効果が期待できます。

おはだに
古くから痩せる効果で有名なフェンネルは、実際にもむくみやセルライトに効果的です。
また皮膚を浄化し、肌を活性化する作用があり肌のシワやたるみの予防に効果的です。

フェンネルの詳細、ご購入はここをクリック

いつも最後までお付き合いいただきありがとうございます。
一気に紅葉が進んできました。
きれいな紅葉を眺めながらおいしものを食べ、温泉につかり。。。。
考えただけでもワクワクしてきます。
喧騒を離れゆったりした気分で自然の中に身を置くだけでも癒されます。

皆さん、旅行の計画や予定はもうお決まりですか?
もし乗り物が苦手で車酔いが心配な方、ペパーミント精油を持って行ってください。
少し変だなと思ったら香りをかぐとすっきりと不快感が落ち着きます。
セイタカアワダチソウなどの秋の花粉が心配な方はユーカリ・グロブルスを。
村上もこの週末は大自然の中に出かけてリフレッシュしてきます。
森の中を歩くとむくみも取れてすっきり、気分も元気になります。
来月3日に開催されるAEAJアロマフェスタ大阪にむけて、しっかり整えてきます。

次回をお楽しみにーヽ(^。^)ノ

株式会社 ベル・クウォーレ https://beltacuore.com/

大阪 四天王寺

◆アロマの香りで心と体をリフレッシュ

無添加オイルを使ったアロマ・マッサージで心とカラダを癒やす サロン ベル・クウォーレ

◆公益社団法人日本アロマ環境協会認定校 アロマ&リラクゼーション ベル・クウォーレ

(zoomオンライン講座実施中)

◆磯部千晴セレクト:こだわりのアロマ・ハーブ関連商品取り扱い

楽天市場店:https://www.rakuten.co.jp/berutacuore/

belta(ベル)は『美しい人』、cuore(クウォーレ)は『心』

ご縁をいただけた皆様に【心も体も美しく】
磯部千晴の想いをこめて

〒543-0074
大阪市天王寺区六万体町4番19号 グラン・ピア四天王寺304号

06-4305-7721(代)

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