009   ペパーミント

009   ペパーミント
学名    Mentha piperita 
科名    シソ科
抽出部位  葉
抽出方法  水蒸気蒸留法
主要成分  【モノテルペンアルコール類】ℓ-メントール【ケトン類】ℓ-メントン
      【オキサイド類】1,8-シネオール
原産国   インド、イギリス、フランス、アメリカ、オーストラリア、イタリア、中国、スペイン、ブラジル

ユーラシア大陸とアフリカが原産の多年草で、草丈は70~80cm程になります。湿気の多い気候を好みます。ミント系のハーブには沢山の種類がありますが、ペパーミントはアロマセラピーで最も使われる精油のひとつです。清涼感あるスッキリとした香りで親しみやすく、古くから薬用や食用として幅広い用途で親しまれているハーブ。日本ではセイヨウハッカとも呼ばれています。

ペパーミントは古くから食用だけでなく、薬用、香料としても使われてきました。古代エジプトでは宗教儀式に使われ、古代ギリシャやローマ帝国ではミントは生活の一部で、ローマ人はペパーミントで編んだ冠をかぶって悪酔いするのを防いでいたり、パウダーにしたものをベッドに振りまいていたといわれています。14世紀に入ると、歯を白くしたり、タバコに臭い消しとして使用されました。

ミントの学名である「Mentha(メンタ)」は、ギリシャ神話に登場する「メンテー」という妖精の名前が由来であると言い伝えられています。学名である「Mentha piperita(メンタ ピペリタ)」は、ペパーミントを食すとコショウのようにピリッとした味がするため「piperita(コショウの)」「Mentha(ミント)」という意味から名付けられました。

ハッカと言えば「ペパーミント」と言われる程、ミントの代名詞となった代表種で、スペアミントとウォーターミントの交配により出来たと言われています。ミントは様々な用途で用いられ、交配種も数多く存在します。

ガムやアイスなどお菓子の香り付け、歯磨き粉や消臭剤など日常生活でもよく使用されているのを見かけて馴染み深い植物ですから、アロマが初めてという方でもなじみやすい香りです。強いメントールの刺激的で清涼感あふれる香りがしますが、揮発性も高く香りがすぐに失われがちです。スーッと透き通るような香りは気持ちをリフレッシュさせ、頭をクリアにしてくれます。
また、鼻づまりを解消することから花粉症の時期には重宝され、乗り物酔いなどの吐き気を抑えたり、筋肉痛を和らげたりする作用があることから芳香浴やマッサージにもよく使用されます。
ただし、メントールによる皮膚刺激が強いので皮膚が敏感な方や小さな子供への使用量は控えめにする必要がある精油でもあります。

ミントの香りは体感温度を4度下げる
実験結果によると、ペパーミントの香りをかぐことで体感温度が4度も下がるという報告が。

ミントの香りを嗅ぐだけで、体はひんやり涼しさを感じます。香りを嗅がない状態で水温28℃の水に手を入れて感じる体感温度と、ペパーミントの香りを嗅いだ状態で水温32℃の水に手を入れて感じる体感温度が同レベルであり、ペパーミントの香りを嗅ぐことで4℃も体感温度が下がるという実験結果が出ています。(出典:公益社団法人 日本アロマ環境協会)

この理由は、ペパーミントに含まれる「ℓ-メントール(エルメントール)」という成分。ℓ-メントールには冷却作用があり、この成分が神経を刺激することで、冷たさを感じさせるわけです。

◆ペパーミントの作用◆
鎮痛作用、抗菌作用、抗カタル作用、抗真菌作用、抗感染作用、消炎作用、抗炎症作用、消化器官調整作用、鎮經作用、駆風作用、健脳作用、催胆作用、消化促進作用、去痰作用、解熱作用、肝臓強壮作用、発汗作用、防虫作用、気管支炎緩和作用、抗ヒスタミン作用、抗アレルギー作用、Caイオン拮抗作用、鎮静作用、覚醒作用、筋肉弛緩作用、体温調整作用、収れん作用、抗炎症作用、冷却作用、皮膚軟化作用、デオドラント作用、歯肉炎の改善、ゴキブリ忌避

こころへ
ペパーミントの主要成分であるℓ-メントールは神経を刺激する作用と鎮静する両方の作用があります。怒りなどの興奮を鎮めたり、疲れ切ってやる気が出ないときに活力を与えたりする効果が期待できます。強い清涼感のある香りが脳を刺激して意識をクリアにしてくれる効能もあります。
脳を活性化し覚醒させるので、神経衰弱にも効果的です。

からだへ
体を温めた後、冷やし、爽快感をもたらす作用があります。その作用は、高熱、喉の腫れ、頭痛を伴う風邪、熱性の痰を伴う呼吸器系の不調等に役立ちます。
乗り物酔いや二日酔いなどの吐き気、胃痛や下痢・便秘など消化器系の症状を改善する効果があります。
咳や喉の痛み、鼻づまりなど呼吸器系のトラブル改善にも役立ち、鎮痛作用があることから頭痛、歯痛、月経痛、筋肉痛を和らげます。
眠気覚ましにも効果的で、イギリスの研究によれば、ペパーミントの香りを吸入した後の瞳孔運動を測定したところ、昼間の眠気が有意に解消されたという報告もあります。
またジェットラグ(時差ぼけ)にもおススメです
ペパーミントの主成分であるℓ-メントールには、抗炎症作用や抗アレルギー作用があり、鼻水や鼻づまりなど花粉症や風邪による鼻炎の緩和に広く用いられています。ユーカリやティーツリーとのブレンドで相乗効果が期待できます。
ペパーミントに多く含まれるℓ-メントールには、緊張型頭痛や筋肉の痛みを和らげる効果があることでも知られています。
筋肉痛にも効果的ですが、ペパーミントは肌に刺激を与えるため濃度を控えめに用いることがポイントです。

お肌に
皮膚の炎症を抑える働きがあり、ニキビの予防や改善に役立ちます。肌の引き締め作用もあります。
メントールの刺激が肌を刺激して軽い麻酔のような作用と冷却する作用があり、肌荒れや日焼けなどの炎症でほてった肌を落ち着かせる効果があります。虫刺されによるかゆみを和らげるのにも効果的です。

くらしに
独特の清涼感あるペパーミントの香りは、蚊やゴキブリ、クモ、アリなどに対しての防虫効果があり、メントール入りの忌避剤も市販されているほど虫を寄せつけないのはもちろん、ペパーミントの優れた抗菌作用により、お部屋の消臭対策にも役立ちます。

注意事項

・刺激の強い精油なので、使用方法や使用量に注意が必要です。マッサージに利用する際には、他の精油とブレンドして、希釈濃度1%を上限として低濃度からの使用をおすすめします。特に敏感肌の人は注意してください。

・妊娠中や授乳中、幼児、てんかんの方への使用は避けましょう。

・冷却作用により、体温を下げるため、広い範囲には使わないようにしましょう。

・ミントには数多くの種類が存在するため、必ず学名を確認した上で購入しましょう。

香り刺激が強いので注意が必要です。

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