精油紹介 サンダルウッド

こんにちは。ベル・クウォーレ村上優香です。

今年の夏は猛暑になると早い時期から気象庁が発信していましたが。。。
「毎年、今年の夏は猛暑って言ってるよねー」
などと、6月末ぐらいまではのんきに笑って過ごしていました。
梅雨時、涼しかったし。冷夏だったりしてね~とまで言ってたのに。

年々、夏の暑さは厳しくなってきてますね。ここ数日は39℃越え予想などが各地で出てたり。
まだ7月なのに。。。

夏はなんといっても熱中症が気になる季節ですが、暑さによる心臓や血管への負担にも注意が必要です。

暑さで体温が上昇すると、全身の組織や臓器に負担がかかります。
体温が上がった時は、汗をかくことによる気化熱や、心拍数の上昇や皮膚血管拡張によって体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散で、体温を調節しています。
血液循環を促進させようと心拍数を上げるため、心臓に負担がかかります。

また、暑さで大量の汗をかくことで体内の水分が失われると、血液中の水分が減ることにつながり血液の粘度が高くなり、血栓ができやすくなります。
血栓は狭心症や心筋梗塞等の「虚血性心疾患」の原因になるため、暑さは虚血性心疾患のリスクを高める可能性もあります。

心筋梗塞や脳梗塞は冬に多くなるイメージですが、実は30代~40代では、夏に発症する方が非常に多いと聞きます。

炎天下での屋外での活動は心臓に想像以上の過酷な状態をもたらしますので、普段から不整脈や心電図異常を指摘されている方は特に注意が必要です。

暑い季節の心筋梗塞は脱水が起源で起こりやすくなります。
血液は血漿(けっしょう=水、電解質、アルブミンなど)と血球成分(赤血球、血小板、白血球など)でできています。血漿成分の大半は水で、その中に血球成分が浮かんでいます。脱水で血液中の水分が減ると血球の割合が高くなり、血液が濃く、ドロドロになります。こうして血栓ができやすくなるのです。

気温が上がり暑さを感じるようになると、体内の熱を発散しようとして血管が拡張し、それによって血圧が低下し血流が悪くなります。

さらに、汗をかいて水分が不足することで血液が濃く粘度を増してしまい、血管が詰まりやすくなります。
そのため、夏場は脱水症状によって血管の詰まりで引き起こる心筋梗塞を発症する人が多くなるのです。

直射日光のもとで長時間過ごす、高気温の中でのスポーツ、猛暑の中水分を摂取する前に体を動かす、などの行為は心筋梗塞を引き起こす可能性が高くなります。

適度な休憩と水分摂取、体温調節のしやすい服装など、自分自身で管理しながら行動することが大切です。

また、水分が身体に浸透するまでにかかる時間は20分と言われています。
「喉が渇く前に水分補給をしましょう」と最近熱中症対策でよく聞くと思います。

「喉が渇いた」と感じて水を飲んでも身体は20分間渇いた状態が続きます。
さらに、汗をかく以外にも、暑さによって皮膚から水分が蒸発することもあります。

「今日はあまり汗をかいていないから」
「直射日光が出ていないから」などの理由で、水分摂取を気にしない方も多いそうです。

気付かない内に身体から水分が失われてしまっているかもしれません。
「喉が渇いてから」ではなく、時間を決めてこまめに水分を摂取するように心がけましょう。

熱中症や脱水症状は「炎天下の外で起こるもの」と思っている方が多くいますが、実は涼しい屋内でも気付かない内に熱中症や脱水症状を引き起こしている可能性があります。

そして睡眠中も注意が必要です。
人は、寝ている間にコップ1杯分もの汗をかくと言われています。
失われた水分を取り戻し血流を良くするためにも、就寝前と起床後はコップ1杯の水分を取りましょう。

夏場は疲れが溜まりやすい時期。
疲労を溜めないためにも十分な休息と睡眠をとること、水分を失わないためにもこまめな水分補給を行うことで、夏場に起こる熱中症や脱水症、循環器系の過度な負担を防ぐことができます。

まだまだこれからも気が抜けない猛暑に備えていきましょう。

精油の中で、心臓強壮作用、血流促進作用など循環器系に強くサポートするおススメの精油があります。
瞑想や宗教の儀式などでも古くから使用されていたサンダルウッド。
厳かな雰囲気の時だけでなく、冷静に物事を考えたい時、頭の中を浄化させたい時、またヨガなど心を落ち着かせ深い呼吸をしたい時などにおすすめです。

028   サンダルウッド(インディアンサンダルウッド)
学名    Santalum album
科名    ビャクダン科
抽出部位  心材
抽出方法  水蒸気蒸留法
主要成分  【セスキテルペンアルコール類】α-サンタロール、
       β-サンタロール、α-エピサンタロール、β-エピサンタロール
      【セスキテルペン炭化水素類】サンタレン、β‐エピサンタレン
原産国   インド、インドネシア、スリランカ

サンダルウッドは寄生の常緑高木で、高さは9m程になります。紫色の花を咲かせます。約50年~60年かけて成木になります。木が古いほど良い香りがするとされています。

昔から貴重な香りとして重宝されていて、日本では「白檀」と呼ばれ、古くから薫香として伽羅(きゃら)や沈香(じんこう)とともに焚かれて使用されてきた香木です。香道の世界ではなくてはならない存在です。
その他扇子や薬用、香料用、仏像や仏具、建築にも使用されてきました。

サンダルウッドの香りは仏教やヒンドゥー教の寺院で焚かれていました。死者を来世に運ぶとも言われ、宗教儀式にも使われました。アーユルヴェーダでも薬草としてよく使用されます。

この木は絶滅危惧種で、特にインドのマイソール産は「老山白檀」とも呼ばれ希少なものです。
過度な伐採により絶滅危惧種となったため、現在はお香や精油の生産など、限られた用途にのみ使用されています。

サンダルウッドの心材を水蒸気蒸留して抽出し、約50kgの心材から1kgの精油が採れます。
ウッディーでエキゾチックな香りが特徴で、香りが長持ちするのも魅力。深く心を鎮めてリラックスさせてくれるため、古くからインドの寺院で瞑想時の薫香として使われていることでも有名です。
緊張や不安を感じたときや、心地良く眠りたいときにおすすめの香りです。

◆サンダルウッドの作用◆
抗うつ作用、抗真菌作用、抗菌作用、消炎作用、抗感染作用、収れん作用、去痰作用、利尿作用、止血作用、鎮静作用、鎮咳作用、心臓強壮作用、駆風作用、リンパうっ滞除去作用、性的強壮作用、強壮作用、血液浄化作用、解熱作用、消毒作用、抗痙攣作用、催淫作用、乾燥肌・老化肌への保湿作用、皮膚軟化作用、抗炎症作用、鎮静作用、組織再生作用、むくみ緩和、セルライト緩和、頭皮の殺菌、炎症を抑える

インドサンダルウッドとオーストラリア/ニューカレドニアサンダルウッド
サンダルウッドはビャクダン属(Santalum)で、これまでに世界で15種類以上の種が発見されています。中には、何十年もとても強い香りを持続する心材(ハートウッド)を作るものもあります。
アロマテラピーで使用する場合、インディアンサンダルウッド(Santalum album)とオーストラリアンサンダルウッド(Santalum spicatumまたは Fusanus spicatus)の違いが気になるところです。

サンダルウッドに含まれる成分に2つの主要化合物、α-サンタロールとβ-サンタロールがあります。この2つの化合物は、心を静め、肌に栄養を与えて保護する働きがあることが実証され、それらの濃度はサンダルウッドの学名、産地により異なります。

インディアンサンダルウッド 
インディアンサンダルウッドの大きな特徴は、α-サンタロールとβ-サンタロールの濃度が70~90%と最も高いことです。α-サンタロールは精油が持つ薬理作用、心臓強壮作用に関与していて、β-サンタロールは、インディアンサンダルウッドの特性である美しい香りをもたらします。

インディアンサンダルウッドの原産地は南インド、スリランカ、東ティモール、インドネシアです。
また、世界初のインディアンサンダルウッド農園が、オーストラリア北部にあります。 

インディアンサンダルウッドは1990年代初期には違法取引や過剰な伐採が原因で個体数が激減し、1998年には国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種に指定されました。しかし現在、オーストラリア北部にある農園では、12,000haの広さに、550万本が栽培されているため、供給量が大きく増えました。

オーストラリアンサンダルウッド
オーストラリアンサンダルウッドは、植物起源が異なるビャクダン属の別種です。その名前が示す通り、オーストラリアンサンダルウッドの原産地は、オーストラリア南西部の半乾燥地帯です。
西オーストラリア州の先住民族は、何世紀にもわたりサンダルウッドのメディカルな薬理作用を利用してきました。先住民の長老は皮膚の疾患や傷、関節痛に効果のある活性成分を放出するために実を噛んでペーストを作ります。また、木材を燃やすと天然の蚊よけになりました。 

オーストラリアンサンダルウッドが主に生息する西オーストラリア州の荒野はオーストラリアの森林製品委員会(FPC)が管理し、同州には農場も多くあります。

オーストラリアンサンダルウッドには20~40%のサンタロールが含まれており、α-サンタロールとβ-サンタロールの含有量が低いことが、インディアンサンダルウッドとオーストラリアンサンダルウッドの大きな違いです。
インディアンサンダルウッドとオーストラリアンサンダルウッドは、どちらも歴史的に長く使用されており、それぞれに独自の香りと薬理作用があり、アロマテラピー、フレグランス、化粧品原料等で利用されています。 

こころに
古くから瞑想に使用されており、鎮静・強心作用があるため、緊張を和らげたり、心を落ち着かせ冷静にさせてくれます。
深い安らぎをもたらしてくれるため安眠にも導いてくてる働きができます。
サンダルウッドは、心のバランスを整える作用があります。甘みのある香りは心を落ち着かせ、精神のリフレッシュに働きかけます。また、神経系の刺激も行うため、過度に興奮した状態の時は落ち着かせ、気持ちが落ち込んだときには自分と向き合う意識に働きかけ心のバランスを取ってくれます。
それと同時にメンタル強化や集中力を高めるなどの効果も認められているため、ストレスが溜まってしまって仕事への意欲がわかない時や、精神的に不安定な時などにサンダルウッドの香りを使うことで落ち着きを取り戻せます。

鎮静作用があるため、うつ状態のときは気持ちが沈みすぎてしまうので使用を避けた方が良いでしょう。

からだに
サンダルウッドの主成分であるアルコール類のサンタロールなどには心臓強壮作用、血行促進作用・うっ滞除去作用・利尿作用があり、浮腫みの原因となっている体に溜まった不要な水分や老廃物を尿として排出しやすくしてくれ、血流促進効果による冷えの改善とこもった熱を発散して冷やす効果、そしてむくみを改善する働きがあります。
抗菌・消炎・去痰作用を得意とするサンダルウッドは喉の痛みや不快感、咳や痰、気管支炎や喘息などに有用で、呼吸器系のトラブルにおすすめの精油です。深い呼吸を促してくれます。
サンダルウッドは免疫力のアップにもおすすめです。
中枢神経系の抑制に働きかけてくれるとも言われており、深い呼吸を促すとともに気持ちを落ち着かせてくれるだけでなく睡眠の質の向上にも一役買ってくれるので、睡眠前の芳香やバスタイムなどの使用がおすすめです。
下痢や膀胱炎といった腸や泌尿、生殖器系の熱性の不調に効果的です。

おはだに
皮脂の分泌を調整し、脂性肌・乾燥肌どちらにもおすすめです、また、保湿作用や皮膚の軟化作用があるため、お肌に潤いと柔軟性をもたらしてくれる働きがあります。
抗炎症や収れ作用等、お肌にハリが欲しい時やシワが気になる時などお肌のアンチエイジングケアにもおすすめです。サンダルウッドは古くからスキンケアに使用されてきました。
うっ滞除去や利尿作用などもありセルライトや浮腫みの改善にも役立ちます。

使用上の注意
香りが残るので、衣類にはつけないようにしましょう。妊娠初期は、使用を避けましょう。
(女性ホルモンに似た作用を持つ成分が多いため)
うつ状態の方は使用を避けた方がよいとされています。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。
神社やお寺を巡って御朱印を集める御朱印帳ブームや写経人気などで神社やお寺を訪れる年代も幅広くなり、境内におしゃれなカフェができたり、ご神木、絶景ポイントやパワースポットなど神社やお寺が話題になることも多くなりました。

脳科学者の茂木先生も以下のことを言われていると数日前のYahooニュースに出ていましたそうです。

神様をバカにする人は運に見放される…脳科学者が「神社を参拝するメリット」を脳科学的に説明する
運をつかむためにはどうすればいいのか。脳科学者の茂木健一郎さんは「私はよく神社やパワースポットに出かける。それは自分の心が整い、積極的に動く習慣が身につくからだ。『神社やパワースポットなんて迷信でしょう』という人は損をしている」という――。https://news.yahoo.co.jp/articles/87099da3411e0925228fe0d3cd7b00427c203fd1

ベル・クウォーレのスタッフは、神社・仏閣、パワースポット大好き!

茂木先生の記事、勉強になります!

そうそう、お伝えしたかったのは、『塗香(ずこう)』ご存じですか?
以下ウィキ検索からです。
仏像や修行者の身体に香を塗って、けがれを除くこと。また、その香。仏に捧げる六種の供物の一種。

もともとの起源はインドにあり、香木から香料を取り、体に付けて体臭などを消すのに使ったという。ここから発展し、身体を清める、邪気を寄せ付けないという意味で仏教で取り入れられたとされる。多くは、修行に入る前や法要を執行する前に行われる。宗派により違いがあるが、一般に、先ず指ひとつまみの少量の塗香を左手に受け、右手の人差し指と中指に少しつけ、口に含む。次に香を両手で数度磨り合わせ、その後、その両手で胸(実際は衣の上)に当て塗る。身・口・意の三業を清めるとされる。

香りの違いを楽しむ香道の組香の一つ、源氏香という文化を持つ日本において香りの調合においても古くから歴史のあるものです。香木として広く知られる「白檀」(サンダルウッド)も塗香によく使われる素材です。また、スイーツにも用いられるシナモンは「桂皮」とも呼ばれ、同様に塗香に用いられています。
お寺などで塗香を見かけたら、ぜひ試してみてくださいね。

ホホバオイル10mlにサンダルウッド1滴を落としたものを、手首などに塗り込むのもよさそうです。

次回をお楽しみにーヽ(^。^)ノ

株式会社 ベル・クウォーレ https://beltacuore.co.jp/

◆アロマの香りで心と体をリフレッシュ

無添加オイルを使ったアロマ・マッサージで心とカラダを癒やす サロン ベル・クウォーレ

◆公益社団法人日本アロマ環境協会認定校 アロマ&リラクゼーションスクール ベル・クウォーレ

(zoomオンライン講座実施中)

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ベル・クウォーレ楽天市場店:https://www.rakuten.co.jp/berutacuore/

belta(ベル)は『美しい人』、cuore(クウォーレ)は『心』

ご縁をいただけた皆様に【心も体も美しく】
磯部千晴の想いをこめて

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