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【精油の辞典】ローズマリーシネオール精油の特徴と効能・使い方

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基本情報

キーワード集中力・記憶力・リフレッシュ・呼吸器・活力
学名Salviaサルビア rosmarinusロスマリヌス
科名シソ科
抽出部位葉・茎(先端部の花と葉)
抽出方法水蒸気蒸留法
ノートトップ〜ミドル
香りの系統ハーブ系
香調ハーバル・アロマティックノート
主な成分1,8-シネオール(酸化物類)、α-ピネン(モノテルペン炭化水素類)、カンファー(ケトン類)、ボルネオール(モノテルペンアルコール類)、酢酸ボルニル(エステル類)、ベルベノン(ケトン類)
原産国モロッコ、フランス、スペイン、ポルトガル、チュニジア、イタリア
注意事項妊娠中・授乳中の方、乳幼児、てんかんをお持ちの方、神経系の弱い方への使用は避けてください。高濃度・長期使用はお控えください。皮膚への直接塗布は必ず植物油で希釈してください。

香りにまつわる象徴

天然石水晶(クリスタルクォーツ)、ラピスラズリ
星座牡羊座
チャクラ第6チャクラ
陰陽陽

由来と歴史

ローズマリーは古代エジプト時代から人々の生活に寄り添ってきたハーブです。古代エジプトでは王の墓で香を焚くために使われ、古代ギリシャやローマでは忠誠心・死・記憶を表すものとして大切にされていました。ヨーロッパでは花冠に用いられ、信頼と誠実の象徴でした。14世紀のハンガリー女王エリザベスは痛風や麻痺の治療にローズマリーを主成分とする「ハンガリアンウォーター」を使用し、みるみる回復して若さを取り戻したという逸話が残っています。学名はラテン語で「海のしずく」を意味するロスマリヌス(旧学名:Rosmarinus officinalis)に由来し、聖母マリアにちなんだ「マリアのバラ」という伝説も伝えられています。

植物と香り

ローズマリーは地中海沿岸地方原産の常緑低木で、シソ科に属します。高さ50cmから2m程に成長し、細長い葉と青紫色の小花が特徴的です。乾燥した石灰質の土地を好み、海岸沿いの斜面にも自生します。精油はケモタイプ(CT)が複数存在し、主に使用されるのはシネオール型(CT1)、カンファー型(CT2)、ベルベノン型(CT3)の3種です。シネオール型はモロッコやフランスで主に栽培され、1,8-シネオールを豊富に含むため呼吸器系への作用が強く、フレッシュでクリアなハーブ調の香りが特徴です。古くから料理・薬用・美容に幅広く活用されてきた歴史的なハーブでもあります。

心・カラダ・肌との関係

心に

シャープでクリアな香りが脳を刺激し、眠気を覚まして集中力・記憶力を高めます。試験勉強や仕事の合間のリフレッシュに最適で、「受験生のアロマ」とも称されます。ネガティブな感情にとらわれて一歩踏み出せない時にも頭をすっきりとさせ、活力と前向きな気持ちを取り戻す助けになります。精神を高揚させ、無気力・憂うつな気分を払拭し、自分の能力に自信を持てるようサポートします。

カラダに

心臓の拍動を強める働きがあり、低血圧や手足の冷えに効果的とされます。脳への血流量を増やすことで集中力をアップさせるほか、抗カタル・抗感染・免疫賦活作用から風邪やインフルエンザなどの感染症予防・回復を助けます。去痰作用により咳や気管支炎など呼吸器系の不調を和らげ、リンパや血行の流れを促進することで筋肉のコリや冷え、肩こりや筋肉痛の緩和にも役立ちます。

肌に

血行を促進して代謝を高め、皮膚組織の再生を助けます。あかぎれや肌荒れの回復を早め、肌にハリを与え、しわの予防やむくみの改善にも効果的です。頭皮への刺激・強壮作用が高く、フケを抑え、抜け毛防止・育毛促進・白髪予防など髪と頭皮のケアに幅広く活用できます。ノンフレグランスのシャンプー基材に希釈して使うのもおすすめです。

主な特性

  • 抗菌作用・抗真菌作用
  • 抗カタル作用・去痰作用
  • 抗感染作用・免疫賦活作用
  • 血行促進作用・心臓強壮作用
  • 神経刺激作用・健脳作用
  • 鎮痛作用(頭痛・筋肉痛)
  • 肝臓強壮作用・消化促進作用
  • 利尿作用・結石溶解作用
  • 収れん作用・細胞促進作用
  • 頭皮強壮作用・育毛促進作用
  • セルライト改善作用
  • 強壮作用・性的強壮作用

香りの使い方

ローズマリーシネオールは妊娠中・授乳中の方、乳幼児、てんかんをお持ちの方への使用は専門家に相談のうえご利用ください。皮膚に使用する際は必ずキャリアオイル(精油を薄めるために使う植物性のオイル)で希釈(植物油で薄めること)してから使用してください。

  • 芳香浴(ディフューザー):
    ディフューザー(精油の香りを空間に広げる器具)に2〜3滴加えてお使いください。シャープでクリアなハーブの香りが空間に広がり、仕事や勉強前のリフレッシュ、集中力を高めたいときに特に適しています。30〜60分を目安に換気を挟みながらご使用いただくのがおすすめです。
    → 詳しい使い方はこちら
  • 吸入法:
    マグカップに熱湯を注ぎ、精油を1〜2滴落としてゆっくりと蒸気を吸い込む方法です。1,8-シネオールを豊富に含むローズマリーシネオールは、鼻やのどの通りをサポートしたいときや、気分をすっきりさせたいときに活躍します。目を閉じて1〜2分を目安にお試しください。
    → 詳しい使い方はこちら
  • アロマバス(沐浴法):
    天然塩やバスソルト大さじ1に精油3〜4滴をよく混ぜてから浴槽に入れてください(精油は水に溶けにくいため、塩に混ぜて乳化〈水と油をなじませること〉させるのがポイントです)。血行を促進する作用があるため、冷えや筋肉のだるさが気になるときの入浴に取り入れてみてください。妊娠中の方への使用は専門家にご相談ください。
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  • トリートメント(ボディ):
    キャリアオイル10mLに対して1〜2滴(0.5〜1%)を目安に希釈し、肩・首・背中・脚などにゆっくりとなじませてください。血行促進・筋肉強壮の作用があるため、肩こりや筋肉の疲れが気になる部位への手技トリートメントに向いています。初めて使用する場合は腕の内側に少量を塗り、24時間様子を見るパッチテストを行うと安心です。
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  • 手作りコスメ・生活雑貨:
    頭皮ケアには、無香料のシャンプー基材またはキャリアオイル10mLに1〜2滴(1%以下)を加えてヘアオイルやスカルプトリートメントとしてお使いいただけます。頭皮の血行を高め、フケや抜け毛が気になる方のケアに取り入れやすい使い方です。また、無水エタノール30mLに精油を10滴加えてよく混ぜ、精製水20mLを加えたルームスプレー(できあがり50mL・精油約1%)を、デスク周りや寝室に使うのもおすすめです。肌や顔には直接スプレーしないでください。火の近くでは使わないでください。
    → 詳しい使い方はこちら

香りの組み合わせ

ローズマリーシネオールはクリアでハーバルな香りを持ち、さまざまな系統の精油と組み合わせやすいのが特徴です。

  • フローラル系:
    ラベンダー、ゼラニウム(ハーブの爽快感が柔らかくまとまり、バランスのとれた香りに仕上がります)
  • 柑橘系:
    レモン、グレープフルーツ、ベルガモット(軽やかで爽やかな印象が加わり、集中したいシーンにぴったりの香りになります)
  • ハーブ系:
    ペパーミント、マジョラム、クラリセージ(同じハーブ系同士の組み合わせで、クリアでさっぱりとした印象が際立ちます)
  • ウッド系:
    ティートゥリー、ユーカリグロブルス(清潔感のある空気感が生まれ、呼吸器系のケアにも向いたブレンドになります)

ブレンドする際はローズマリーシネオールを主役にしながら、他の精油を1〜2種類少量加える形から始めると調整しやすいです。

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※アロマテラピーは医療ではありません。掲載内容は効果効能を保証するものではありません。持病のある方、妊娠中の方、お子様に使用する場合は専門家にご相談ください。

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