キーワード&データ
| キーワード | 落ち着き、爽やかさ、バランス、清潔感、自律神経 |
|---|---|
| 学名 | Citrus ×aurantium |
| 科名 | ミカン科(Rutaceae) |
| 抽出部位 | 枝葉 |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| ノート | ミドルノート |
| 香りの系統 | ウッド系 |
| 香調 | シトラスノート |
| 主な成分 | 酢酸リナリル(エステル類)、アンスラニル酸ジメチル(エステル類)、リナロール(モノテルペンアルコール類)、α-テルピネオール(モノテルペンアルコール類)、ゲラニオール(モノテルペンアルコール類) |
| 原産国・主な産地 | イタリア、パラグアイ、フランス、スペイン |
| 陰陽 | 確認できませんでした |
| 相性のよい星座 | 獅子座 |
| 相性のよい天然石 | シトリン |
| 対応チャクラ | 第3チャクラ(太陽神経叢) |
| 注意事項 | 誘眠作用があるため、車の運転前など集中力を必要とする場面での使用には注意してください。 |
ストーリー
プチグレンという名前は、フランス語で「小さな粒」を意味し、かつて未熟な小果実から採取されていた名残といわれています。原料となるビターオレンジ(ダイダイ)は、インド・ヒマラヤ地方を原産とするミカン科の常緑樹で、シルクロードを通じて中国・日本・ヨーロッパへと広がりました。日本では「橙(ダイダイ)」と呼ばれ、「代々」に通じる字義から子孫繁栄の縁起物とされ、正月の鏡餅やしめ飾りに用いられてきました。ヨーロッパでは果実の酸味が強いことからサワーオレンジとも呼ばれ、現在はイタリア・フランス・スペイン・パラグアイを中心に広く栽培されています。同じ木から花はネロリ、果皮はビターオレンジとして別々の精油が採れる、一本で三種の香りを持つ植物としても知られています。
植物の特徴
ビターオレンジ(Citrus ×aurantium)はミカン科の常緑樹で、樹高は2〜4メートルほどになります。葉の付け根に翼状の張り出しがあり、スイートオレンジと見分けやすいのが特徴です。白くて芳しい花をつけ、果実はオレンジ色に熟した後、翌春に再び緑に戻るという独特の性質を持ちます。プチグレンは主に枝葉を水蒸気蒸留して得られ、150kgの原料からおよそ1kgの精油が採れます。主成分はエステル類(酢酸リナリル・アンスラニル酸ジメチル)とモノテルペンアルコール類(リナロール・α-テルピネオール)で、グリーンがかった柑橘の清涼感にほのかなフローラルとウッディが重なる香りが生まれます。甘さが少ないことから性別を問わず幅広く使われており、今日では香水・製薬の分野でも活用されています。
効果・効能
心への作用
プチグレンは、一般的なアロマテラピーではラベンダーやベルガモットと並んで、緊張・不安・焦りを感じるときの芳香浴に用いられることがあります。主成分のエステル類(酢酸リナリル・アンスラニル酸ジメチル)には鎮静的な性質があるとされ、リナロールも鎮静・抗不安作用を持つ成分として知られています。感情が高ぶっているときは落ち着きをもたらし、一方で沈み込んだ気分を持ち上げる高揚的な側面も持つとされており、気分のバランスを取り戻したい場面で選ばれることがあります。また、就寝前のルーティンに取り入れることで、入眠をサポートする目的で活用されることもあります。
体への作用
一般的なアロマテラピーでは、ストレスに起因する胃腸の不調や緊張性の腹部不快感のケアを目的としたトリートメントに使われることがあります。α-テルピネオールを含むことから抗菌目的でも選ばれることがあり、血液やリンパの循環サポートを目的としたアロマトリートメントにも活用されることがあります。鎮痙作用も期待されることから、ストレス性の消化不良が気になるときに植物油で希釈して腹部に用いる使い方も紹介されています。
肌への作用
プチグレンは収斂作用や皮膚組織のコンディションを整えることを目的としたスキンケアで活用されることがあります。毛穴の引き締めや皮脂バランスの調整を目的として植物油に加えて使う方法が一般的なアロマテラピーで紹介されることがあります。また、抗菌作用を活かしたデオドラント目的での活用事例も見られ、汗が気になる季節のボディケアに取り入れられることがあります。
主な作用一覧
- 鎮静作用
- 抗不安作用
- 神経バランス調整作用
- 鎮痙作用
- 抗菌・抗ウイルス作用
- 抗真菌作用
- 収斂作用
- 誘眠作用
- 消化促進作用
- 血圧降下作用
- 抗炎症作用
- デオドラント作用
おすすめの使い方
プチグレンは皮膚への刺激性が低く、光毒性(日光に当たると肌トラブルが起きやすくなる性質)もないため、幅広い使い方に向いています。ただし、誘眠作用があるため、車の運転前など集中力が必要な場面での使用には注意が必要です。
- 芳香浴(ディフューザー):
ディフューザー(精油の香りを空間に広げる器具)に2〜3滴で、グリーンがかった爽やかな香りが広がります。緊張を感じるときや就寝前のリラックスタイムに取り入れてみてください。誘眠作用があるため、日中に使う場合は30〜60分を目安に換気を挟みながらご使用ください。
→ 詳しい使い方はこちら - アロマバス(沐浴法):
精油を直接浴槽に入れると皮膚への刺激になる場合があるため、植物油や乳化剤(水と油をなじませること)に3〜5滴をよく混ぜてから湯船に加えてください。就寝前の入浴に取り入れると、温浴効果と香りのダブルの作用でゆったりとした時間が過ごせます。光毒性がないため、入浴後に外出する予定がある日も安心して使えます。
→ 詳しい使い方はこちら - トリートメント(ボディ):
キャリアオイル(精油を薄めるために使う植物性のオイル)10mLに対して2〜4滴(1〜2%)を目安に希釈(植物油で薄めること)してください。腹部を時計回りにやさしくなでるように使う方法がよく用いられており、ストレスが気になる日のセルフケアに取り入れやすい精油です。はじめて使う場合は、腕の内側など目立たない部分に少量塗り、24時間様子を見るパッチテストをおすすめします。
→ 詳しい使い方はこちら - 手作りコスメ・生活雑貨(スキンケア):
収斂作用や皮脂バランスを整えることを目的としたスキンケアにも活用されています。顔への使用は植物油10mLに1〜2滴(約0.5〜1%)と低めの濃度で使うのが目安です。光毒性がないため日中のスキンケアにも使いやすく、皮脂が気になる部位のケアに取り入れてみてください。
→ 詳しい使い方はこちら - 手作りコスメ・生活雑貨(ルームスプレー):
無水エタノールと精製水に精油を混ぜて作るルームスプレーは、プチグレンの清潔感のある香りを手軽に楽しめる方法です。100mLのスプレーボトルに対して精油を10〜15滴(1%前後)を目安に調合してください。玄関や寝室など、気分を整えたい空間にひと吹きするのがおすすめです。
→ 詳しい使い方はこちら
精油のブレンド
プチグレンはウッディとシトラスの両面を持つ香りで、幅広い精油と自然になじみます。軽やかさの中にほのかな深みがあるため、香りの橋渡し役として少量加えるとブレンドがまとまりやすくなります。
- フローラル系:ネロリ、ラベンダー、イランイラン、ゼラニウム(華やかさの中に落ち着きを加えたいときに)
- 柑橘系:ベルガモット、オレンジスイート、グレープフルーツ(爽やかさをより軽やかに仕上げたいときに)
- ハーブ系:クラリセージ、ローズマリー・シネオール(すっきりとした清潔感のある香りを作りたいときに)
- ウッド系:サイプレス、ジュニパーベリー(深みのある落ち着いた香りに仕上げたいときに)
- 樹脂系:フランキンセンス(温かみのある奥行きのあるブレンドを作りたいときに)
ブレンドの際は全体の精油量が多くなりすぎないよう、使用するすべての精油を合わせた総滴数を基準にして、目安の濃度内に収めるようにしてください。
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※アロマテラピーは医療ではありません。掲載内容は効果効能を保証するものではありません。持病のある方、妊娠中の方、お子様に使用する場合は専門家にご相談ください。











