キーワード&データ
| キーワード | 清涼感、抗ウイルス、呼吸器、免疫サポート、清浄 |
|---|---|
| 学名 | Cinnamomum camphora |
| 科名 | クスノキ科(Lauraceae) |
| 抽出部位 | 葉 |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| ノート | トップ〜ミドルノート |
| 香りの系統 | ウッド系 |
| 香調 | ハーバル・アロマティックノート |
| 主な成分 | 1,8-シネオール(オキシド類)、サビネン・α-ピネン・リモネン(モノテルペン炭化水素類)、α-テルピネオール(モノテルペンアルコール類) |
| 原産国 | マダガスカル |
| 陰陽 | 陽 |
| 相性のよい星座 | 蠍座 |
| 相性のよい天然石 | ゴールデンシーンオブシディアン |
| 対応チャクラ | 第5チャクラ |
| 注意事項 | 妊娠中・授乳中の方、3歳未満のお子様、てんかんや喘息の症状がある方は使用をお控えください。皮膚への使用は必ず植物油で希釈してください。猫などのペットへの使用には特に注意が必要です。 |
ストーリー
マダガスカルを代表する植物のひとつとして、ラベンサラはこの島の人々の暮らしに深く根ざしてきました。現地名「ラヴィンサラ(ravintsara)」はマダガスカルの言葉で「良い葉」を意味し、古くから民間療法に葉が活用されてきた歴史があります。もとは東アジア原産のクスノキ科の植物であり、数百年前にマダガスカルへ持ち込まれたとされています。現地では、感染症が流行する季節に欠かせない植物として用いられ、その知恵が世代を超えて伝えられてきました。現代のアロマテラピーでも、抗ウイルス作用や免疫サポートを目的とした精油として世界中で選ばれています。
購入前に必ず確認を:名称と学名の混同に注意
ラベンサラを購入する際には、名称と学名に関していくつかの重要な注意点があります。市場では「ラベンサラ」「ラベンサラ・シネオール」という名称と、「ラヴィンサラ」「ラヴィンツァラ」、さらに「ラヴェンサラ」という名称が混在しており、混同されやすい状況です。購入時には必ずラベルや成分表で学名「Cinnamomum camphora」を確認してください。
また、「Ex. Ravensara aromatica」と表記された製品を見かけることがありますが、これは旧学名を示すもので、頭に「Ex.」がついていることが正式な記法です。この場合も Cinnamomum camphora(シネオールタイプ)と同じ精油を指します。
「Cinnamomum camphora」と「Ravensara aromatica」の違い
「Cinnamomum camphora」と「Ravensara aromatica」は、どちらもマダガスカル産の植物ですが、異なる植物から抽出される全くの別種の精油です。学名が示す通り、薬理成分も作用も異なります。
「Cinnamomum camphora」(本記事の精油)はいわゆる「ケモタイプ」の精油です。「ホーリーフ」(リナロールが主成分)や「カンファー・ホワイト」(カンファーが主成分)と同じ学名の植物ですが、マダガスカルの産地・気候の影響を受けて含有成分がまったく異なります。マダガスカル産のシネオールタイプは1,8-シネオールを豊富に含み、ユーカリやローズマリーを思わせる清涼感のあるすっきりとした香りが特徴です。
一方、「Ravensara aromatica」(現在の正式学名:Cryptocarya agathophylla)は日本語で「ラヴェンサラ」と呼ばれるマダガスカル固有の別種です。スパイシーかつマイルドな甘みのある香りが特徴で、リモネンやサビネンを多く含みます。共に有効性の高い精油ですが、成分も作用も大きく異なりますので、目的に合った学名の精油を選ぶことが重要です。
植物の特徴
クスノキ科に属する常緑高木で、原産地は東アジア(日本・中国・台湾・韓国など)です。マダガスカルには数百年前に持ち込まれた導入種として定着しており、主に高地の農村地帯で栽培・採取されています。雨量が多い環境を好み、樹高は20〜30mに達します。葉は硬く、表面は鮮やかな緑色で光沢があります。花期には白い小花を咲かせ、木全体から強い芳香を漂わせます。
精油は葉を水蒸気蒸留して得られます。香りはユーカリやローズマリーを思わせる清涼感のある澄んだ印象で、その奥にやわらかなハーブ調のニュアンスが感じられます。主成分は酸化物類の1,8-シネオールで、これが特徴的な清涼感と呼吸器への親和性を生み出しています。Cinnamomum camphora には産地や気候によって化学組成が大きく異なる複数のケモタイプが存在します。マダガスカルで栽培されるものは1,8-シネオールが優勢なケモタイプとなり、ラヴィンサラ(ラベンサラ)として流通しています。
効果・効能
心への作用
清涼感のある香りは、気持ちを切り替えたい場面や、気分の落ち込みを感じるときの芳香浴に選ばれることがあります。副交感神経を優位にする働きが期待されることから、夜のリラックスタイムや、深い眠りへと移行したい時間帯に用いられることがあります。慢性的なストレスを感じている方や、不安によって眠りが浅くなっていると感じる方の芳香浴に取り入れられています。真正ラベンダーやレモンとブレンドして使われることもあります。
体への作用
呼吸器系のサポートを目的とした精油として、アロマテラピーで幅広く活用されています。主成分の1,8-シネオールは、気道の環境を整える作用が期待される成分として紹介されることがあります。風邪やインフルエンザが流行する時期の芳香浴や、帰宅後のルームフレグランスとして選ばれることが多い精油です。抗ウイルス・免疫調整・抗感染作用が高いとされ、呼吸器系全般のトラブルに用いられてきた記録があります。また、抗炎症作用も期待されることから、筋肉のこわばりや疲労感が気になるときに植物油で希釈してトリートメントに用いられることもあります。肝臓・腎臓の強壮を目的とした使用も、アロマテラピーの専門書で紹介されています。
肌への作用
高い抗菌・抗感染・抗真菌作用が期待されることから、肌のトラブルケアに取り入れられることがあります。ニキビや皮膚感染が気になる部位のケアに、植物油に1〜2%程度に希釈して用いられることがあります。ただし、肌への使用は必ず希釈を行い、敏感肌の方は事前にパッチテストを行ってください。
主な作用一覧
- 抗ウイルス作用
- 免疫調整作用
- 抗感染作用
- 去痰・抗カタル作用
- 抗菌・抗真菌作用
- 抗炎症作用
- 鎮静・神経強壮作用
- 誘眠作用
- うっ滞除去作用
- 肝臓強壮作用
- 腎臓強壮作用
おすすめの使い方
- 芳香浴:ディフューザーに2〜3滴。感染症が流行する時期の室内環境づくりや、帰宅後の気分転換に。寝室での使用は就寝30分〜1時間前がおすすめです。
- アロマバス:植物油や無香料のバスベースに2〜3滴混ぜてから湯船に加えてください。精油を直接湯船に入れると皮膚への刺激になる場合があります。体を温めながら、呼吸とともに香りを楽しむことができます。
- トリートメント:スイートアーモンドオイルやホホバオイルなどの植物油に1〜2%程度(10mlに1〜2滴)で希釈し、胸部や背中、首筋などに使用します。原液での皮膚へのご使用はお控えください。
- 吸入:マグカップに注いだ熱湯に1〜2滴落とし、立ち上る蒸気をゆっくりと吸い込む方法も、呼吸器の不快感が気になるときに選ばれます。目は必ず閉じてください。
精油のブレンド
ラベンサラは、清涼感とハーブ調の香りを軸に、さまざまな系統の精油と組み合わせることができます。
- フローラル系:ラベンダー、ゼラニウム
- 柑橘系:レモン、オレンジスイート、ベルガモット
- ハーブ系:ローズマリー・シネオール、ユーカリ・グロブルス、ペパーミント
- ウッド系:ティートゥリー、サイプレス、パイン
- 樹脂系:フランキンセンス
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※アロマテラピーは医療ではありません。掲載内容は効果効能を保証するものではありません。持病のある方、妊娠中の方、お子様に使用する場合は専門家にご相談ください。











