キーワード&データ
| キーワード | グラウンディング、浄化、森林浴、うっ滞除去、鎮静 |
|---|---|
| 学名 | Juniperus virginiana |
| 科名 | ヒノキ科(Cupressaceae) |
| 抽出部位 | 心材(木部) |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| ノート | ベースノート |
| 香りの系統 | ウッド系 |
| 香調 | ウッディノート |
| 主な成分 | α-セドレン、β-セドレン、ツヨプセン(セスキテルペン炭化水素類)、セドロール(セスキテルペンアルコール類) |
| 原産国 | アメリカ |
| 陰陽 | 陰 |
| 相性のよい星座 | てんびん座 |
| 相性のよい天然石 | スモーキークォーツ |
| 対応チャクラ | 第1チャクラ |
| 注意事項 | 妊娠中は使用しないでください。月経促進作用があるため、妊娠の可能性がある方も注意が必要です。皮膚への使用は必ず植物油で希釈してください。3歳未満のお子様への使用はお控えください。猫などのペットへの使用には特に注意が必要です。 |
ストーリー
北アメリカ東部の大地に根を下ろしてきたシダーウッド(ジュニパーバージニア)は、古くからネイティブアメリカンの暮らしに欠かせない樹木でした。その芳香は浄化と保護の象徴とされ、儀式や祈りの場で用いられてきた歴史があります。日本名は「エンピツビャクシン(鉛筆柏槇)」。1917年以前は、真っすぐに伸びる節のない幹が上質な鉛筆の材料として世界中で重宝されていました。その後、天然資源の枯渇とともに製材所のおがくずや削りくずが精油原料として活用されるようになり、現在の蒸留スタイルが定着しました。「レッドシダー」の名でも知られ、心材の赤みと深い森林の香りを届ける精油として、今も世界中で愛されています。
植物の特徴
ヒノキ科に属する常緑針葉樹で、北アメリカのロッキー山脈東側から大西洋岸にかけての広い範囲に自生しています。樹高は30メートル以上に達することもあり、成長は非常にゆっくりとしています。葉はうろこ状で細い針形をしており、同じヒノキ科のサイプレスやジュニパーを思わせる形態です。幹の中心部(心材)は赤みを帯びた赤褐色で、「レッドシダー」という別名の由来となっています。青紫色の球状の果実はジュニパーベリーに似た印象を持ちます。精油は心材部を水蒸気蒸留して得られ、乾いた木の温かみと鉛筆削りを思わせる香りが特徴です。なお、同じ「シダーウッド」の名を持つアトラスシダーウッド(Cedrus atlantica)やヒマラヤンシダーウッドとは異なる植物であり、植物分類上はジュニパーに近い属に属します。
効果・効能
心への作用
森の奥深くにいるような落ち着いた香りが、緊張や不安な気持ちをやわらげる場面で選ばれることがあります。一般的なアロマテラピーでは、精神的なグラウンディング(地に足のついた安定感)を目的とした芳香浴に用いられることがあります。瞑想や就寝前のリラックスタイムに取り入れられることも多く、気持ちの安定を促したいときの精油として紹介されています。慢性的なストレスや情緒の揺らぎを感じる方の芳香浴にも、落ち着いたウッディの香りが選ばれることがあります。
体への作用
リンパうっ滞除去作用や利尿作用、静脈強壮作用が一般的なアロマテラピーで紹介されており、むくみや老廃物の排出を目的としたアロマバスやトリートメントに活用されています。呼吸器系のサポートとして、気管支や鼻まわりが気になる時期の芳香浴に選ばれることがあります。防虫・殺菌作用も知られており、室内の空気環境を整えるルームフレグランスとしても利用されています。エストロゲン様作用が期待される成分を含むとされることから、月経不順や更年期のゆらぎが気になる方のケアに取り入れられることがありますが、妊娠中・妊娠の可能性がある方の使用は控えてください。
肌への作用
皮脂分泌の調整作用が期待されることから、オイリー肌のスキンケアに植物油で希釈して用いられることがあります。ニキビが気になる肌や、頭皮の脂性化が気になる方のヘアケアトリートメントに取り入れられることもあります。収斂作用により毛穴ケアに活用される事例もアロマテラピー文献で紹介されています。皮膚への使用は必ず植物油に1〜2%程度に希釈してから使用してください。
主な作用一覧
- うっ滞除去作用(リンパ・静脈)
- 利尿作用
- 鎮静作用
- 去痰作用
- 抗感染・殺菌作用
- 収斂作用
- 皮脂分泌調整作用
- 月経促進作用
- 昆虫忌避作用
- 血行促進作用
おすすめの使い方
シダーウッド(ジュニパーバージニア)は皮膚刺激性が低く、扱いやすい精油です。ただし月経促進作用があるため、妊娠中および妊娠の可能性がある方は使用をお控えください。3歳未満のお子様へのご使用もお控えください。
- 芳香浴(ディフューザー):
ディフューザー(精油の香りを空間に広げる器具)に2〜3滴を目安にお使いください。落ち着いたウッディの香りは、就寝前の静かな時間や瞑想のひとときに選ばれることが多い精油です。長時間の連続使用は避け、30〜60分を目安に換気を挟みながらお使いください。
→ 詳しい使い方はこちら - アロマバス(沐浴法):
精油をそのままお湯に入れると皮膚に原液が触れる可能性があるため、キャリアオイル(精油を薄めるために使う植物性のオイル)や乳化剤(水と油をなじませること)に2〜3滴をよく混ぜてから湯船に加えてください。温浴の効果とあわせて、むくみが気になるときの入浴に取り入れられることがあります。妊娠中および妊娠の可能性がある方はご使用をお控えください。
→ 詳しい使い方はこちら - トリートメント(ボディ):
スイートアーモンドオイルやホホバオイルなどのキャリアオイル10mLに対して2〜4滴(1〜2%)を目安に希釈(植物油で薄めること)してお使いください。むくみが気になるふくらはぎや足首など、リンパの流れに沿った部位へのマッサージに活用されることがあります。初めて使用する際はパッチテスト(腕の内側など目立たない部分に少量塗り、24時間様子を見ること)を行うことをおすすめします。
→ 詳しい使い方はこちら - 手作りコスメ・生活雑貨:
無水エタノールと精製水を組み合わせたルームスプレーに加えると、玄関やクローゼットまわりの空気環境を整えるのに役立てることができます。天然の防虫・殺菌作用が知られており、衣類の保管場所まわりに使う手作りスプレーにも取り入れられています。また、オイリー肌が気になる方のスキンケアオイルとして、植物油10mLに1〜2滴(約0.5〜1%)で希釈してお使いいただくこともできます。
→ 詳しい使い方はこちら
精油のブレンド
ウッディでやわらかな甘みのある香りを持つシダーウッド(ジュニパーバージニア)は、多様な系統の精油と調和しやすく、ブレンドの「つなぎ役」としても活躍します。
- フローラル系:
ゼラニウム、ラベンダー(やさしく落ち着いた印象になります) - 柑橘系:
ベルガモット、グレープフルーツ、レモン(清潔感のある明るい香りに仕上がります) - ハーブ系:
ローズマリー・シネオール、クラリセージ(スッキリとした深みのある香りになります) - ウッド系:
ジュニパーベリー、サイプレス、サンダルウッド(重厚感のある森林の香りを演出できます) - 樹脂系:
フランキンセンス、ミルラ(瞑想や静かな時間に合う深みのある香りになります) - エキゾチック系:
パチュリ(土っぽく個性的な香りのアクセントになります)
ブレンドする際は、シダーウッドを全体の30〜40%程度に抑えると、他の精油の香りを引き立てながらまとまりのある香りに仕上がります。
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※アロマテラピーは医療ではありません。掲載内容は効果効能を保証するものではありません。持病のある方、妊娠中の方、お子様に使用する場合は専門家にご相談ください。











