キーワード&データ
| キーワード | 浄化・霊性・古代の癒し・心身の傷・アンチエイジング |
|---|---|
| 学名 | Commiphora myrrha |
| 科名 | カンラン科 |
| 抽出部位 | 樹脂 |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| ノート | ベース |
| 香りの系統 | 樹脂系 |
| 香調 | バルサム・レジンノート |
| 主な成分 | フラノオイデスマディエン・クルゼレン・リンデステレン・β-エレメン・ゲルマクレンA・セドロール |
| 原産国 | ソマリア・エチオピア・インド |
| 陰陽 | 陰 |
| 相性のよい星座 | さそり座 |
| 相性のよい天然石 | ソーダライト |
| 対応チャクラ | 第1チャクラ・第7チャクラ |
| 注意事項 | 妊娠中の方の使用は避けてください。香りが強いため、使用量を少なめにして様子を見ながらご使用ください。皮膚への使用は必ず適切な濃度に希釈してください。 |
ストーリー
ミルラ(没薬)は、4000年以上の使用の歴史を持つ、人類最古の精油のひとつです。東北アフリカのソマリア・エチオピア・スーダンなどに自生するカンラン科の低木の樹脂から採取されます。古代エジプトでは太陽神ラーへの薫香として儀式に用いられ、聖書にも数多く登場します。キリスト誕生の際に東方の三賢人が黄金と並ぶ贈り物として捧げたエピソードはよく知られており、当時のミルラがいかに貴重な存在であったかを物語っています。同じカンラン科の植物であるフランキンセンスとともに、宗教的な場・浄化の儀式・心身の癒しに数千年にわたり寄り添ってきた精油です。その名の由来は「苦い」を意味するヘブライ語「mor」とも、ギリシア神話の女性ミュラの名からとも言われています。
植物の特徴
ミルラはカンラン科コンミフォラ属(ミルラノキ属)の低木で、白い花と芳香のある葉をつけます。主な自生地は東北アフリカで、ソマリア・エチオピア・スーダンなどの乾燥した土地に見られます。樹皮に傷をつけると樹液がにじみ出し、空気に触れることで固まって樹脂となります。この樹脂から水蒸気蒸留法で精油が抽出されます。樹液が傷口をふさいで木自身を守るというはたらきは、ミルラが「心身の傷を癒す」精油として長く用いられてきた背景と重なります。精油は黄褐色から赤褐色で粘性が高く、独特のスモーキーでバルサム調の香りを持ちます。
効果・効能
心への作用
ミルラは古くから神聖な場で用いられてきた歴史から、心の深い部分に働きかける香りとして知られています。考えすぎや不安を静め、気持ちを落ち着かせたいときに選ばれることがあります。無気力感や悲しみが続くときに、希望を感じさせてくれる香りとして紹介されることもあります。霊性との繋がりや自己の本質への気づきをサポートするとして、瞑想や内省の場で用いられてきました。
体への作用
抗菌・抗感染・抗ウイルス作用が知られており、風邪や呼吸器系のケアに用いられてきた歴史があります。口内炎・歯肉炎・歯槽膿漏など口腔内のトラブルへの活用も伝統的に行われてきました。去痰・抗カタル作用もあるとされており、咽頭炎や気管支炎の症状を和らげたいときに選ばれることがあります。また、消化器系のサポートや血液浄化の働きについても紹介されることがあります。
肌への作用
ミルラは強力な抗酸化力と瘢痕形成(はんこんけいせい)作用を持つとされており、成熟肌・エイジングケアに適した精油として選ばれることがあります。じくじくした傷や治りにくい傷、かかとのひび割れ・あかぎれへのケアに用いられてきた歴史があります。皮膚の炎症を抑え、かゆみを和らげる作用も知られています。使用の際は必ず植物油で適切に希釈してください。
主な作用一覧
- 抗菌・抗ウイルス・抗感染作用
- 瘢痕形成・癒傷作用(傷の修復)
- 若返り・抗酸化作用
- 収れん作用
- 鎮静・抗うつ作用
- 去痰・抗カタル作用
- 抗炎症・消炎作用
- 免疫向上作用
おすすめの使い方
ミルラは香りが強めのベースノートの精油です。妊娠中の方の使用は注意が必要なため、妊娠中の方は専門家にご相談のうえ使用してください。初めて使用する際は少量から試し、肌に使用する場合は必ずキャリアオイル(精油を薄めるために使う植物性のオイル)で希釈(植物油で薄めること)してください。
- 芳香浴(ディフューザー):
ディフューザー(精油の香りを空間に広げる器具)に1〜2滴を目安に使用してください。香りが非常に強いため、まず1滴から試し、30〜60分を目安に換気を挟みながら使用するのがおすすめです。フランキンセンスやサンダルウッドと組み合わせると、落ち着いた深みのある香りになります。
→ 詳しい使い方はこちら - 吸入法:
ティッシュや手のひらに1滴をたらして鼻からゆっくりと香りを吸い込む方法です。ディフューザーを使わずに手軽にミルラの香りを感じたいときに適しています。1回の吸入時間は1〜2分程度を目安にし、香りが強すぎると感じたら距離を置いて調整してください。
→ 詳しい使い方はこちら - アロマバス(沐浴法):
精油をそのままお湯に入れると皮膚への刺激になることがあるため、キャリアオイルや乳化剤(水と油をなじませること)に1〜2滴を混ぜてからお湯に加えてください。全身浴の場合は1〜3滴(植物油5〜10mLに混ぜてから使用)を目安にしてください。皮膚が敏感な方は半身浴や足浴から試すことがあります。
→ 詳しい使い方はこちら - 手作りコスメ・生活雑貨:
ホホバオイルやアルガンオイルなどのキャリアオイル10mLに対して1〜2滴(0.5〜1%以下)で希釈し、乾燥が気になる部位やかかとのひび割れケアに活用できます。皮膚への刺激を確認するため、初回はパッチテスト(腕の内側など目立たない部分に少量塗り、24時間様子を見ること)を行ってから使用するのがおすすめです。
→ 詳しい使い方はこちら
精油のブレンド
ミルラは樹脂系のどっしりとした香りを持ち、他の精油の香りをやわらかくまとめる役割を果たします。組み合わせる精油は少量から試し、全体の滴数の10〜20%程度を目安に加えるとバランスが取りやすくなります。
- 樹脂系:
フランキンセンス(神聖で落ち着いた香りに) - ウッド系:
サンダルウッド、ベチバー(グラウンディングや瞑想に) - フローラル系:
ラベンダー(乾燥肌ケアやリラックスブレンドに)
ブレンドに使うミルラの量は全体の1〜2滴程度に抑えると、他の精油の香りとのバランスが取りやすくなります。
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※アロマテラピーは医療ではありません。掲載内容は効果効能を保証するものではありません。持病のある方、妊娠中の方、お子様に使用する場合は専門家にご相談ください。











