017   カモマイル・ジャーマン

017   カモマイル・ジャーマン
学名    Matricaria recutita 
      Matricaria chamomilla
科名    キク科
抽出部位  花
抽出方法  水蒸気蒸留法
主要成分  【オキサイド類】ビサボロールオキサイドA、ビサボロールオキサイドB、ビサボレンオキサイド【セスキテルペン炭化水素類】カマズレン、β-ファルネセン
原産国   フランス、イギリス、ドイツ、モロッコ、ハンガリー、エジプト 

カモミールにはさまざまな種類があります。種類が多いことから、花の形や香りが似ている植物をカモミールと総称しています。
ハーブや精油に用いられているのはその中の2種類で、ジャーマンカモミールとローマンカモミールです。カモミール・ジャーマンはジャーマンカモミールという一年草から抽出されます。
キク科の1年草で60cm程の高さに育ちます。ハーブティーとして飲まれている種類は殆どが「カモミールジャーマン」で、フルーティーでリンゴのような香りがしますが、精油は薬草のようなハーバル調の香りがします。ヨーロッパ原産のキク科の植物で、代表的なハーブの一つとして世界中で親しまれています。

可愛らしい見た目とは裏腹に「踏みつけられるほど強く育つ」と言われるほど繁殖力が強いため、世界中で栽培されています。そのため、中世のイギリスでは、謙虚さと忍耐の象徴とされてきました。
カモミールという名前の由来は、ギリシャ語で「大地のリンゴ」という意味の「カマイメーロン」と言われています。和名は「カミツレ」ですが、オランダ語の「カーミレ」がなまったのが由来のようです。花言葉は「逆境に負けない」「苦難の中に力がある」など、可憐で可愛らしい見た目とは異なり、強い生命力があることが由来となっています。

たくさんの花から少量しか精油が採取できず、カモミール・ジャーマン精油は大変貴重です。
ヨーロッパでは古くから民間療法として用いられてきた植物です。学名のMatricariaは、「母」や「子宮」を意味するラテン語に由来し、産婦人科系の治療に用いられたことがうかがえます。

カマズレンという特徴的な成分を含んでおり、この成分によって精油は藍色をしていてカマズレンブルーとも呼ばれています。カマズレンには、抗炎症作用や抗アレルギー作用のほか、肌荒れ、女性特有のトラブルを緩和する効果があり、古代では病気の治療に薬草として幅広く使用されてきました。

鎮静作用があるので、ストレスや不安、緊張、怒りなどの負の感情を和らげてくれます。また、安眠のサポートとしても人気がある精油なので、就寝前にアロマポットなどに数的垂らすと、心地よい眠りに導いてくれます。
日本でもカミツレと呼ばれ昔から利用されており近くに植えた植物の病気を治すことから「植物のお医者さん」と呼ばれて親しまれている植物です。

信州 安曇野 池田町 カミツレの里

ジャーマンカモミールはハーブティーの材料としても人気があります。ピーターラビットのお話にも登場します。「マクレガーさんの畑で野菜を食べているところを見つかって逃げ帰ったピーターは、その夜、まだ醒めやらぬ興奮と緊張からお腹が痛くなってしまいます。そのときにお母さんが煎じて飲ませてくれたのが「カモミールティー」です。」

◆カモミール・ジャーマンの作用◆
鎮痛作用、抗アレルギー作用、抗感染作用、抗神経痛作用、駆虫作用、鎮經作用、鎮静作用、駆風作用、消化促進作用、健胃作用、PMSの緩和、免疫活性作用、上皮形成作用、抗ヒスタミン作用、抗炎症作用、肌への効能、抗炎症作用、保湿作用、肌荒れの改善、歯の痛みの緩和

こころに
鎮静作用があるため、緊張、不安、悲しみ、怒りなどネガティブな感情を抑えて安らぎを与えてくれます。ストレスによってこわばった心をほぐし、心地よい眠りに誘う効果があるため気持ちが高ぶってなかなか寝付けないときにも効果を発揮してくれます。

からだに
学名のMatricariaは、ラテン語の「子宮」に由来します。古くから月経に関わる不調に使われてきました。女性ホルモンに似たはたらきがあり、通経作用や月経不順の改善、更年期障害や月経痛や月経前症候群など女性特有のトラブルに対して効果的です。関節の痛みを和らげたり、粘膜を保護して胃壁を修復する作用、消化促進作用があり、胃痛の緩和や、腹痛、下痢などに役立ちます。

おはだに
有効成分のカマズレンの抗炎症作用や抗ヒスタミン作用、抗アレルギー作用により、皮膚のかゆみや炎症を鎮め、皮膚の再生を促進します。ニキビ、火傷、皮膚炎などを緩和させてくれ、切り傷や虫刺されにも効果的です。湿疹に対しては入浴剤で利用すると改善されると昔からいわれており、湿疹や肌荒れを改善するのにも有効です。カマズレンは、植物中には存在せず、花にあるマトリシンが加熱などにより分解され、蒸留中に生じます。

禁忌・注意事項
· 妊娠初期は使用を避けましょう。(エストロゲン様作用のあるセスキテルペンアルコール類や、神経毒性のあるケトン類のカンファーを含むため)
· キク科、ブタクサのアレルギーのある人は注意が必要。パッチテストを行いましょう。
· 精油の色がしみになるので、布などを用いるときは注意しましょう。

カモミール・ジャーマンの詳細、ご購入はここをクリック

株式会社 ベル・クウォーレ https://beltacuore.co.jp/

◆アロマの香りで心と体をリフレッシュ

無添加オイルを使ったアロマ・マッサージで心とカラダを癒やす サロン ベル・クウォーレ

◆公益社団法人日本アロマ環境協会認定校 アロマ&リラクゼーションスクール ベル・クウォーレ

(zoomオンライン講座実施中)

◆磯部千晴セレクト:こだわりのアロマ・ハーブ関連商品取り扱い

ベル・クウォーレ楽天市場店:https://www.rakuten.co.jp/berutacuore/

belta(ベル)は『美しい人』、cuore(クウォーレ)は『心』

ご縁をいただけた皆様に【心も体も美しく】
磯部千晴の想いをこめて

〒543-0074
大阪市天王寺区六万体町4番19号 グラン・ピア四天王寺304号

06-4305-7721(代)

LINEの公式アカウント欄から公式ID【beruaroma】または名前【ベル・クウォーレ】で検索

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP