021 ベルガモット
学名 Citrus bergamia
科名 ミカン科
抽出部位 果皮
抽出方法 圧搾法
主要成分 【モノテルペン炭化水素類】リモネン、γ-テルピネン
【エステル類】酢酸リナリル
【モノテルペンアルコール類】リナロール
【フロクマリン類】ベルガプテン
原産国 イタリア、モロッコ、南フランス
ベルガモットはイタリア(シチリア島)原産のミカン科の植物で、樹高は5m程になります。常緑低木で長い緑の葉を付けます。レモンとスイートライムの交配種で、イタリアの街ベルガモに名前の由来があるという説がありますが定かではありません。また所説にはコロンブスがカナリア諸島でこの植物を発見し、スペインとイタリアに広めたと言われています。
白い花が咲き、小ぶりなオレンジのような果実がなります。実は少し細長かったり、でこぼこしているものもあります。黄緑色から黄色に変化していきます。
イタリアでは治療薬として多くの人に用いられました。ナポレオンの時代には香水としても人気で、主要な成分でした。
ベルガモット精油には光毒性があるため使用した後に紫外線に当たるとしみや赤みや腫れの原因になることがあり使用には注意が必要です。
消化促進や抗うつ作用に優れており、柑橘系でありながらもフローラルな甘さがあり、フルーティーで繊細な香りです。多くの精油と相性がよく、ブレンドして使用されることが多い精油です。世界で初めて香水の原料になった精油でもあります。紅茶のアールグレイの香り付けにも使用されており、馴染み深い香りといえます。果実は苦味があり、食用には不向きです。
他の柑橘精油とは異なり、酢酸リナリルやリナロールなどラベンダーと共通する芳香成分を多く含有しているのが特徴です。そのため、柑橘系のフレッシュさにフローラルな印象も感じられる上品な香りで、男女問わず好まれる人気のアロマオイルのひとつです。
日本アロマ環境協会の研究調査によるベルガモット精油が免疫力を高める効果に期待できるデータが公開されています。
https://www.aromakankyo.or.jp/basics/literature/new/vol33.php
◆ベルガモットの作用◆
抗菌作用、抗うつ作用、抗感染作用、鎮經作用、鎮静作用、駆風作用、消化促進作用、健胃作用、殺菌消毒作用、子宮強壮作用、消化器系の不調改善、殺菌作用、解熱作用、食欲増進作用、収斂作用、利尿作用、殺菌・消毒作用、抗炎症作用、抗感染作用、創傷治癒作用、ニキビの改善、乾癬、湿疹の改善、脂性の頭皮に、口内炎の改善
こころに
リモネン、酢酸リナリル、リナロールといった心を鎮静させる作用がある成分が多く含まれており、怒りなどで高ぶった心を鎮めるのに役立ちます。フローラル調の甘い香りが憂鬱な気分や不安・緊張感を和らげ、高い抗うつ作用を発揮します。
リラックス作用が高く、気持ちが沈んだり落ち込んだ時に心をゆっくりと落ち着けてくれます。また神経の緊張緩和にも優れているので、ストレスによる緊張や不安を和らげてくれる働きもあります。鎮静作用と高揚作用の両方をあわせ持っていますので、情緒が不安定なときに役立つ精油です。
怒りやストレスなどの不の感情を和らげて、気持ちを落ち着かせてくれます。また、不安や憂うつなどの落ち込んでいるときに元気を与えてくれます。不眠にも効果的で愛用者の多い香りです。
他の柑橘系の精油と異なり、ベルガモットの精油にはラベンダー精油の主要成分である「酢酸リナリル」や「リナロール」といった鎮静作用のある成分を多く含むことから、とくにストレスや精神疲労に優れた効果が期待できます。
ベルガモットの芳香浴実験では、自律神経系を整え、不安や精神的疲労を軽減するという結果が報告されています。
うつ症状の緩和にも注目が集まっています。ベルガモットは「天然の抗うつ剤」と称されるほど、抑うつ症にすばらしい効き目があることで知られています。その効果は研究でも実証されていて、季節性感情障害(SAD)の患者に使用することで、太陽光を浴びたときのような抗うつ効果を与えることが明らかになっています。
からだに
消化を促進して食欲を増進し、食欲不振などの消化器系の様々なトラブル改善に効果を発揮します。ストレスによる胃痛や下痢、便秘、過食といった神経性の胃腸トラブルにも効果的で、過敏性腸症候群や過食症・拒食症の改善にも役立ちます。
また、神経系を整える作用があるため、抗うつ作用、鎮静作用などもあります。鬱の症状は肝臓のうっ血と胆のうの鬱滞を表し、それらの流れをスムーズにすることで、鬱症状を和らげます。その他、生殖器系、泌尿器系の感染症にもいいと言われています。
抗菌・抗ウイルス作用を持つので、室内にアロマディフューザーを使って香りを拡散すれば、感染対策としても役立ちます。
ベルガモットには安眠を誘う作用があるとされ、柑橘系の甘い香りが気持ちをリラックスさせて、深い眠りに導いてくれます。とくに、考え事や心配事で眠れないときには、芳香浴やアロマバスに使うのがおすすめです。
おはだに
様々な皮膚疾患にも有効です。注意したいことは光毒性と光感作性です。水蒸気蒸留法で抽出された、フクロマリンが入っていないものを使用するか、濃度を低くして、使用後は直射日光にあたらないように気を付けます。皮膚の炎症を抑え、肌荒れにとても効果的です。
ストレスや便秘などによる肌荒れに効果があります。脂性肌に向いており、抗菌作用や抗炎症作用があることから皮脂の過剰な分泌を抑えて脂性肌のケア、ニキビ、吹き出物、湿しんなどの改善に有効です。
ストレス性の肌トラブルに優れた効果を発揮します。
取り扱い上の注意
高濃度で使用すると皮膚刺激が強いので、使用量に十分に注意しましょう。
フロクマリン類のベルガプテンという成分が含まれており、光毒性がある為、肌への使用後は、紫外線や日光を5~6時間は避けましょう。
できればフロクマリンフリーのベルガモット精油をお勧めします。略して「FCF」などと表示されています。
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