026 ジャスミンAbs(ジャスミンアブソリュート)

026   ジャスミンAbs(ジャスミンアブソリュート)
学名    Jasminum officinalis または Jasminum grandiflorum
科名    モクセイ科
抽出部位  花
抽出方法  溶剤抽出法、二酸化炭素蒸留法
主要成分  【エステル類】酢酸ベンジル、安息香酸ベンジル、酢酸フィチル
      【ジテルペンアルコール】フィトール、イソフィトール
      【ケトン類】cis‐ジャスモン
      【ラクトン類】ジャスミンラクトン
原産国    インド、エジプト、フランス、中国

ジャスミンは、常緑または落花生の半つる性低木です。太陽が沈むと可憐で小さな白い2〜3センチほどの花を咲かせ、豊潤で複雑な香りを放ちます。世界中に300種類以上があると言われています。樹高は10mほどにも達します。北インド、ペルシア、中国が原産と言われています。同じジャスミンの仲間で、主にアジアに生息するジャスミンサンバックというものがあります。それと区別し、ヨーロッパや北アフリカに生息するこのジャスミンをスペインジャスミンと言います。生産地はインド・フランス・エジプト・モロッコ・中国・イタリア等多岐に渡ります。

香水産業の重要なオイルでもあり、フランスのグラース地方ではこのオイルを中心に産業全体が発展しました。

ジャスミンの精油の歴史は古く、様々な地域で愛や官能と結び付けられてきました。
ジャスミンの花が夜になると濃厚に香り、月夜の晩にまるで月光の様に輝くのでアラビア語で「ヤスミン=小さな月光」という意味の名前がつけられたそうです。
インドでは「夜の女王」と呼ばれました。
ヒンドゥー教の愛の女神は、ハートを射止めるためにジャスミン油が塗られた弓を持っています。
宗教的にも多く使われ、神に捧げる花とも言われています。
古代エジプト王国の女王、世界3大美女で有名なクレオパトラが愛した香りでもあるそうです。

また、ローズの精油は「香りの女王」と呼ばれますが、ジャスミンの精油はその甘美でエキゾチックな香りから「香りの王様」とも呼ばれ長い間愛されてきた香りです。ローズとジャスミンを一緒にブレンドすると女性のための最高の香りになると言われています。

非常に貴重で高価な精油
ジャスミンの精油はとても高価な精油です。それはジャスミンの精油は約700kg~1000㎏の花びらから、たった1Ⅼしか精油がとれない非常に採油率が低い貴重な精油だからです。水蒸気蒸留法をするのにはとてもデリケートな花なので、溶剤抽出法が主流となっています。

このような採油率の低い植物は「アブソリュート法」と呼ばれる溶剤抽出法を使って採油されることがほとんどです。
これは揮発性のある溶剤に花を漬け精油を溶かし出し、蒸留器で徐々に加熱し溶剤のみとばし採油する方法で、このアブソリュート法で作られた精油は香りが凝縮されるため少量でも濃厚で強い香りがするのが特徴です。

ジャスミンは夜から明け方近くに最も香りが強くなるため、一般的にその時間に合わせて手で1つ1つ摘み取りが行われます。ジャスミンの精油を作るためには膨大な量の花とそれを最適な時間に手作業で全て摘み取る手間がかけられているのです。

昔はジャスミンの花を牛の脂などと植物油とに混ぜたものをガラス板に塗り、そこに1枚1枚花びらを何度も貼り付けその芳香成分を移して、それをエタノールで蒸留していたという手間のかけようでした。

このようにジャスミンの精油は人気があり高価なため、偽物や合成の化学物質が混ざっている商品がよく出回っているため購入する時には注意が必要です。

価格が安すぎるものはもちろんですが、それだけでなくしっかりとした精油という証である成分表示、学名、ロットナンバー、使用期限、会社名が記載されているかどうか、遮光のガラス瓶かどうか等しっかりチェックしてから購入するようにしてください。

よく混同されることがありますが、ジャスミンティーとして飲まれているのは、ジャスミンサンバックという別品種のジャスミンです。
茉莉花(マツリカ)「アラビアンジャスミン」「ピカケ(ハワイでの呼び名)」「サンバック(学名)」とも呼ばれています。
ジャスミン・サンバック(Jasminum sambac)(茉莉花:まつりか)
ジャスミンサンバックはジャスミングランディフローラム(別名ロイヤルジャスミン)に比べて丸みのある八重の花が特徴です。
有機溶剤抽出法で精油を抽出します。保湿作用や抗炎症作用があり化粧水やローションにも用いられています。フレグランスの目的で使われることが多くアロマテラピーでの使用はあまり見かけません。

◆ジャスミンの作用◆
抗うつ作用、鎮静作用、鎮痛作用、保湿作用、催乳作用、分娩促進作用、性的強壮作用、子宮機能強壮作用、催淫作用、通経作用、神経バランス作用、興奮作用、抗菌作用、血液浄化作用、抗細菌作用、ホルモン調整作用、保湿作用

こころに
濃厚で豪華なジャスミンの香りは複雑で多様性があり、満ち足りた気分にさせてくれます。
香りが強めでごく少量でも不安感や孤独感を鎮め、心の奥深くを温めて幸福感を与える香りです。
自信をもちたいとき、ポジティブな考え方でいたいときに力になります。
脳内麻薬と呼ばれるエンファリンや、快感ホルモンと呼ばれるドーパミンの分泌を活性化させる作用があり、自信を取り戻し、多幸感をもたらす効果が期待できます。

うつや更年期の気持ちの浮き沈みにもおすすめです。
恐れや不安、悩みを和らげ、感情のバランスをとってくれます。そして心にゆとりをもち、歓喜を促してくれます。

抗うつ作用があるため、産後の情緒不安定に悩む女性にもおすすめです。

からだに
ジャスミンは「子宮のハーブ」と呼ばれるほど生殖器系、婦人科系に作用してくれると言われています。ホルモンバランスを整えるだけでなく、脳を興奮状態にするといった作用もあり官能的な感情に導いてくれたり、生殖機能を高めてくてる作用を得意としています。

月経痛、PMS(月経前症候群分)、不感症などには効果的とされていますが、その反面で、分娩や通経の作用があるため、妊娠中は分娩時以外の使用は避ける必要があります。

子宮の痛みを緩和する作用があり、生理痛やPMS(生理前症候群)に有効です。また、痛みの緩和だけではなく子宮の収縮を促す為、出産時に用いられることがあります。

産後のマタニティーブルーの改善にも効果が期待できる、女性の強い見方になる精油です。

おはだに
エリモント作用があり、乾燥肌や敏感肌を改善し、潤いのある肌へと導いてくれます。
また、ジャスミンは精神面やストレスなどに優れた効果を発揮する精油なので、ストレスによる肌荒れの改善にも有効です。

保湿・抗菌・抗細菌等の作用と、ホルモンバランス調整作用があり、シミ、シワ、ニキビ痕や傷痕を目立たなくしてくれお肌のハリにをもたらしてくれると言われています。

使用上の注意
通経作用があるので妊娠中は避けましょう。香りが強く鎮静作用があるため集中したい時はおすすめしません。ブレンドするなど低濃度の芳香浴であれば問題ありません。

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