ハーブウォーターを使ってみましょう

こんにちは。ベル・クウォーレ村上優香です。

毎日の生活の中にアロマテラピーを取り入れ、香りやその働きを心や体の健康に活かし、楽しんでいる方々もどんどん増えてきているのではないでしょうか。

季節の変わり目、また人事異動やクラス替え、進学などで様々な人とのかかわりが増え、何かと気を使うことも多いのがこの季節。ストレスも心配です。

最近よく耳にするのが、「頭皮のトラブル」
湿疹やかぶれ、かゆみ、抜け毛、脱毛、フケ、においなど6人に1人が悩んでいるといわれているそうです。

さまざまな原因がありますが、この頭皮トラブルにおススメなのがハーブウォーターです。

頭皮に化粧水のように使ってもらうだけで、毎日のケアに役立ちます。

まずは、ハーブウォーターがどのようなものかご紹介します。

精油(エッセンシャルオイル)やキャリアオイル(植物油)についてはもちろんご存じかと思いますが、ハーブウォーターは使ったことがない、またはよくわからないとお聞きすることがあります。

アロマテラピーといえば精油がいちばん中心になりますが、気軽に簡単に使えて、様々な作用があるハーブウォーターも毎日の生活に役立つ部分が大きいのです。

ハーブウォーターは、「芳香蒸留水」 「ハイドロゾル(ラテン語の「水」を意味するHydro(ハイドロ)という言葉に由来しています。)」 「イドロラ」 「フローラルウォーター」などとも呼ばれています。

精油を水蒸気蒸留法で抽出する際に大きな窯の中で原料となる芳香植物(ハーブ)に水蒸気を当てて、そこから得られる蒸気を集め、冷却すると、オイル(精油)の層部分とウォーター(ハーブウォーター)の層部分と二層に分離した状態で、タンクにたまります。

この精油を抽出する際の副産物、ウォーター部分がハーブウォーターです。

ハーブウォーターには芳香植物に含まれる水溶性成分や微量の親水性の精油成分が含まれています。

近年、飲料水にハーブを漬け込んだ飲み物「デトックスウォーター」が流行っており、それらもハーブウォーターと呼ばれていますが、今回ご紹介するハーブウォーターは食品類の飲用ではなく、アロマテラピーで使われる水蒸気蒸留法で得られ、化粧品または化粧品原料の部類に含まれるものになります。製造の過程が違いますので、含まれる成分やバランスも違うものになります。

精油(エッセンシャルオイル)は薬理作用がある有用な成分が高濃度に含まれているため、使い方などにいくらかの知識が必要ですが、ハーブウォーターは、成分の大部分が水もしくは水溶性の成分でとてもマイルドなので、そのままで気軽に使用できます。

ハーブウォーターは古代から使われていたと言われています。紀元前5000年には原始的な方法で蒸留が行われ、ローマ時代の全盛期にはバラが流行していたこともあり、当時のハーブウォーターといえば、ローズウォーターが主だったと言われています。古代ローマ人は身を清めるためにローズウォーターを使っていたといわれています。

8世紀~12世紀ごろにアラビア・イスラム世界では蒸留技術が発展し、アルコールの蒸留も行われるようになりました。この時代に活躍した医師であるイブン・シーナもローズウォーターなどのハーブウォーターを治療に用いました。
13世紀にはバラの栽培がはじまり、同じ時期に確立した水冷却法によって、ローズウォーターの生産が飛躍的に伸びました。
その後ネロリウォーターやラベンダーウォーターなど、ローズ以外のものが登場し、18世紀にハーブウォーターの絶頂期になります。多くの植物の有用な成分が含まれ、貴重なものとして医療にも使われていました。

その後、ハーブウォーターの人気は、徐々に衰退し、精油の方が好まれるようになりました。最近になり、また新たにハーブウォーターの様々な有用性にスポットライトが当たり、愛用者が増えています。

ハーブウォーターは香りもほんのり穏やかです。フェイシャルやボディに用いると、お肌だけでなく心まで潤いを与えてくれます。

精油のように何か他のもので希釈する必要もなく、そのまま気軽にお肌や身体に用いることができます。

ほとんどの種類のハーブウォーターが乳幼児からご高齢の方まで、妊娠中・授乳中の方も含めて禁忌や注意の心配もなく気軽に使えます。

ハーブウォーターの原料植物の種類によって、含まれる成分が変わり、様々な楽しみ方・有用な活用法があります。

ハーブティー(浸出液、煎出液、チンキ、浸出油)
ハーブティーは、ハーブに熱湯を注いで作ります。水蒸気を当てるフローラルウォーターの方が、より芳香物質が多く含まれます。揮発成分は、フローラルウォーターの方が、ハーブティーより10~100倍高い濃度と言われています。浸出液はハーブティーと同じです。煎出液はハーブを煎じてできたもの、チンキはアルコールにハーブを浸してできるもの、浸出油はオイルにハーブを浸してできるものです。

アロマウォーター

精油をアルコールと精製水などに加えて作る溶液のことを言います。商品として売られている場合は特に混同しやすいので注意してください。

蒸留水にエッセンシャルオイルを分散、もしくは溶解したものです。グリセリンで精油を溶かして作られたものもあります。

※アルコールなどで水と精油を混ぜた物や、ハーブティーのようにお湯で抽出したものは「ハーブウォーター」とは言いません。

〈ハーブウォーターの特性〉
・精油のように希釈する必要がないため、そのまま肌に使うことができます。
・ハーブウォーターの成分の大部分が水のため、一般的に刺激が少なくマイルドに作用します。 素肌と同じ弱酸性で、肌のバランスを整えるのにも役立ちます。
・ナチュラルでやわらかい香りが、お肌だけでなく心まで潤いを与えてくれます。
・ハーブウォーターに含まれる精油成分はごくわずかなので、敏感肌の方や、小さなお子様や、高齢者の方でも安心して使うことができます。 ※禁忌がゼロなわけではありません、敏感肌やアレルギー体質の方は、使用前にパッチテスト(ハーブウォーター1滴を腕の内側や肘の内側に塗布する)を行うなど、様子を見ながら使いましょう。

〈ハーブウォーターの使用方法〉
・スキンケアとして、化粧水代わりに肌に塗布したり、スプレーしたりします。お顔だけでなくボディーにもおススメです。
・ヘアケアにも、パサつきがちな髪や寝ぐせ直しなどにスプレーします。
・ルームスプレーやルームコロンやエアフレッシュナーとして、お部屋にスプレーします。またリネンウォーターにもおススメです。
・アロマバスとしての入浴剤より、手浴や足浴で使用するのがおすすめです。
・マスクウォーターとして、マスクの内側にスプレーして抗菌やリフレッシュに
・手作り化粧品の精製水の代わりに

ハーブウォーターには、禁忌事項が殆どないのが特徴です。精油と異なり、ハーブウォーターに含まれる薬理成分の濃度がとても低く、精油の0.1~0.01%と言われています。そのため、精油では刺激が強かったり、妊娠中は避けなけらばならない場合でも、ハーブウォーターはほぼ使用できます。(※100%安全ではありません。)穏やかな作用で、安心して使えます。

ハーブウォーターの取り扱い注意点
ハーブウォーターは成分がほとんど水という性質状、傷みやすく、長期保存に向いていません。開封後はしっかりとフタをして、冷暗所保管し、3か月以内を目安に早めに使い切るようにしましょう。・水蒸気蒸留で得られたものを選ぶ・植物の学名が明らかなもの、成分表示されたもので、ハーブ原料以外加えられていないものを選ぶ・無農薬・有機栽培の植物を原料にしているものを選ぶ

市販されているハーブウォーター商品には保存料・防腐剤が添加されているものと、無添加のものがあります。

それによって開封後の保存方法や保存期間も違ってきます。パッケージやボトルラベルの表示をよく確認してください。

次回は冒頭でご紹介した頭皮トラブルにおススメのハーブウォーターをご紹介します。
化粧水はもうずー----っと、ローズウォーターを使っている村上でした。

次回をお楽しみにーヽ(^。^)ノ

株式会社 ベル・クウォーレ https://beltacuore.com/

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