キーワード&データ
| キーワード | 防虫・浄化・御神木・防腐・強壮 |
|---|---|
| 学名 | Cinnamomum camphora |
| 科名 | クスノキ科 |
| 抽出部位 | 木部、枝葉 |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| ノート | トップノート〜ミドルノート |
| 香りの系統 | ウッド系 |
| 香調 | ウッディノート |
| 主な成分 | カンファー(ケトン類)、1,8-シネオール(オキサイド類)、α-ピネン、リモネン、β-ミルセン(モノテルペン炭化水素類) |
| 原産国 | 中国、日本、台湾 |
| 陰陽 | 陽 |
| 相性のよい星座 | 蟹座 |
| 相性のよい天然石 | アメジスト |
| 対応チャクラ | 第6チャクラ |
| 注意事項 | 主成分カンファーの刺激が強いため、使用濃度に注意してください。乳幼児・子ども・妊娠中・授乳中の方への使用は避けてください。てんかん疾患のある方は使用を控えてください。高濃度での使用・長時間の使用は避けてください。原液での肌への使用は禁止です。なお、クスノキ精油にはホワイト(白色)・イエロー(黄色)・ブラウン(褐色)の蒸留分画があり、アロマテラピーで使用するのはホワイト分画です。 |
ストーリー
クスノキは日本の神社仏閣でご神木として広く親しまれてきた常緑高木です。漢字では「楠」または「樟」と書き、なかでもカンファー(樟脳)を多く含む木は「樟」と区別されます。英名は camphor tree。原産地は中国大陸とされ、有史以前に人の手によって日本列島へ伝わったと考えられており、縄文・古墳時代のクスノキ製丸木舟が出土した記録が残っています。飛鳥時代に造られた初期の木彫仏像の多くにクスノキが用いられ、江戸時代には葉を焚いて蚊遣りにするなど、人々の暮らしと信仰の両面で長く活用されてきた樹木です。天然の防虫・防腐成分であるカンファーは、衣類の防虫剤はもとより、医薬品や強心剤の原料としても重要な役割を担ってきました。
植物の特徴
クスノキは樹高30メートルを超えることもある大木で、日本では最も幹が太くなる樹種のひとつです。常緑樹ですが、4月下旬ごろに古い葉が紅葉して一斉に落ち、新芽と入れ替わります。5〜6月には小さなクリーム色の花を咲かせ、10〜11月には直径7〜8mmほどの黒紫色の果実が実ります。葉・枝・幹のすべてに特有の芳香があり、その源となるのが主成分のカンファーです。日本(関東以南)・台湾・中国南部・ベトナムなどの暖地に分布しますが、日本の山野には自生が見られず、寺社の境内や公園などに植栽されたものが多くを占めます。精油は木部や枝葉を水蒸気蒸留して得られ、シャープでスーッとした樟脳特有の清涼感のある香りが特徴です。同じクスノキ科ニッケイ属には、リナロールを主成分とするホウショウ(芳樟)や、1,8-シネオールを主成分とするラヴィンサラなども含まれます。
効果・効能
心への作用
刺激的でありながら清涼感のある香りは、気分の高揚や意識を明瞭にしたい場面で選ばれることがあります。落ち込んだ気持ちや、昂ぶった感情をフラットに落ち着かせたいときの芳香浴として用いられることがあります。また、集中したいときや気持ちを切り替えたいとき、環境の空気感をリセットしたい場面にも利用されることがあります。
体への作用
一般的なアロマテラピーでは、筋肉の緊張・こわばりや関節の不調に対して、植物油で希釈してトリートメントに用いられることがあります。抗菌・抗ウイルス作用が期待されることから、室内環境を整える目的での芳香浴にも活用されることがあります。鼻詰まりや咳が気になる季節の芳香浴としても選ばれることがあるほか、うっ滞除去作用や血行促進に関連した用途で紹介されることもあります。
肌への作用
抗菌・抗炎症作用が期待されることから、植物油で十分に希釈したうえでスキンケアに用いられることがあります。虫刺されの炎症を鎮める目的や、天然の防虫効果を活かした虫よけスプレーとして活用されることもあります。主成分のカンファーは皮膚への刺激が強いため、使用濃度は低濃度に保ち、広範囲への使用や長時間の使用は避けてください。
主な作用一覧
- 抗菌作用
- 抗ウイルス作用
- 抗真菌作用
- 抗炎症作用
- 鎮痛作用
- 鎮痙作用
- 防虫作用
- うっ滞除去作用
- 血行促進作用
- 覚醒作用
- 去痰作用
- 強壮作用
おすすめの使い方
クスノキ精油の主成分はカンファー(ケトン類)で、皮膚への刺激が強く、神経への影響も考慮が必要な精油です。乳幼児・子ども・妊娠中・授乳中の方、てんかんの既往がある方への使用はお控えください。低濃度での使用と換気を心がけることで、安心してお使いいただけます。
- 芳香浴(ディフューザー):
ディフューザー(精油の香りを空間に広げる器具)に1〜2滴で十分です。香りが強いため、まず1滴から試してみてください。カンファーの清涼感ある香りは室内の空気感をリセットしたいときや、気持ちを切り替えたい場面に活用できます。30〜60分を目安に換気を挟みながらお使いください。
→ 詳しい使い方はこちら - 吸入法:
ティッシュやハンカチに1滴落として、鼻から少し離して香りを吸い込む方法です。1,8-シネオールを含むクスノキ精油は、鼻づまりが気になる季節や、すっきりしたい朝の気分転換に選ばれることがあります。長時間の吸入は避け、1〜2分を目安にご使用ください。
→ 詳しい使い方はこちら - 手作りコスメ・生活雑貨:
クスノキ精油のカンファー成分には古くから知られる天然の防虫効果があります。小さな布袋に精油を数滴垂らしてクローゼットや引き出しに入れる「防虫サシェ」や、水とエタノールに希釈(植物油10mLに対して1〜2滴、約1%以下)して虫よけスプレーを手作りする方法もあります。肌に直接使用する場合はパッチテスト(腕の内側など目立たない部分に少量塗り、24時間様子を見ること)を行ってください。
→ 詳しい使い方はこちら - トリートメント(ボディ):
キャリアオイル(精油を薄めるために使う植物性のオイル)10mLに対して1〜2滴(0.5〜1%以下)に希釈(植物油で薄めること)して、肩・腰・脚などに使用できます。カンファーは皮膚への刺激が強いため、この濃度を超えないようにしてください。初めて使う方はパッチテストを行ってから使用することをおすすめします。顔・デコルテへの使用はお控えください。
→ 詳しい使い方はこちら
精油のブレンド
カンファーのシャープで清涼感のある香りは個性が強いため、ブレンドする際は他の精油を主役にし、クスノキを1〜2滴ほど加える感覚で使うとバランスが取りやすくなります。
- ウッド系:
ヒノキ、サイプレス、ジュニパーベリー(すっきりとした森の空気感に仕上がります) - ハーブ系:
ローズマリー・シネオール、ユーカリ・グロブルス(清涼感が高まり、集中したい場面のブレンドに) - 柑橘系:
レモン、グレープフルーツ(軽やかさが加わり、重くなりすぎずに仕上がります) - 樹脂系:
フランキンセンス(深みと落ち着きが加わり、空間に厳かな雰囲気が生まれます)
ブレンド全体のクスノキの割合は10〜20%以内にとどめると、香りが一方に偏りにくくなります。
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※アロマテラピーは医療ではありません。掲載内容は効果効能を保証するものではありません。持病のある方、妊娠中の方、お子様に使用する場合は専門家にご相談ください。











